流行のデニムのバギーパンツを履きこなす(2023年)
のれんを受け取った沢尻は稽古にも一層熱を入れて取り組んでいたという。
「すさまじい集中力を発揮して役作りに没頭し、稽古の2日目にはほとんどのせりふが頭に入っていたそうです。
当初は映画やドラマとは勝手の違う舞台の現場に戸惑うこともあったようです。特に周囲が懸念したのは声量で、舞台では会場に行き渡る声を腹の底から出さなければならない。もっとも、その心配は杞憂に終わり、共演者も“沢尻さんって、こんなに声が出るの?”と驚いていたほど。
現場では誰よりも早く稽古場に入り、若手の役者に“こんなふうに演じてみたら?”とアドバイスするなど、すっかり座長の風格を漂わせていたそうですよ」(前出・舞台関係者)
4年越しの復活劇の裏にあった“母”のエール。本番のカーテンコールでは感極まった沢尻が涙ぐむ一幕もあったという。
※女性セブン2024年2月29日・3月7日号