日本では、「本人が明かしたくないのだから」という感覚が共有されているが、国が変われば文化も違い、それは有名人の妻の立ち位置に関しても同じこと。米特有の文化で、大谷の“隠したい願望”が崩れるケースも考えられる。
「アメリカではセレブに求められる社会貢献のレベルが高く、それはメジャーリーガーも例外ではありません。寄付やチャリティー活動への参加は絶対ですし、それをやらない人間は尊敬されないだけでなく、非難の対象にさえなり得ます。メジャーリーグに“奥様会”があるのは有名ですが、妻たちは試合を観戦してチームを応援するだけでなく、チームメイトの家族をサポートしたり、チャリティーを行ったりします。そうすれば必然的に大谷の奥さんも人前に出ることになります。
また、大谷がこの先も活躍を続ければ、パーティーや授賞式などの“ハレの場”に出る機会はいくらでもあるでしょう。そんな時、アメリカではパートナーを伴うのが常識。結婚しているのに妻を連れて来なければ、余計な詮索を生むことになりますし、下手すれば『日本人は妻を家に閉じ込める』といった批判さえ招きかねません。そのあたりの問題をどう解決するかも、今後の活躍と密接に結びついてくるのではないでしょうか」(フリーのスポーツジャーナリスト)
オールスターゲームのレッドカーペットでお披露目となれば、また新たな“大谷伝説”の誕生となるが、果たして──。