スポーツ

元白鵬・宮城野親方に関する「暴行告発状」“白鵬米”販売会で写真撮影をめぐるトラブル「取り巻きが市議にヘッドロック」証言

元横綱・白鵬の周りでは様々なトラブルが…

元白鵬・宮城野親方の周りでは様々なトラブルが…

 歴代最多の優勝45回を数える大横綱が、“角界追放”の瀬戸際にある──弟子の暴力問題で“師匠剥奪”となった元横綱・白鵬の宮城野親方だが、本誌・週刊ポストはその新たな醜聞を掴んだ。国技を揺るがす大騒動の核心に迫る。【全3回の第1回】

南魚沼でのトラブル

 どのような“厳罰”になるのか──相撲協会内では、水面下のやり取りが続く。

 幕内・北青鵬(引退)の暴力問題で、師匠の宮城野親方は2階級降格と減俸処分となり、春場所では同じ伊勢ヶ濱一門の玉垣親方(元小結・智乃花)が師匠代行を務める。

「場所前に一門は4月以降の宮城野部屋について、移籍先などの処遇案を執行部に提出したが、それが突き返された。八角理事長(元横綱・北勝海)ら執行部は部屋を閉鎖させる意向だが、親方や力士の移籍先など、最終的な結論は場所後に出ることになる」(協会関係者)

 現役時代から奔放な振る舞いで処分を受けてきた宮城野親方。弟子の暴力問題の調査を妨害した疑いもあり、執行部は厳しく対処する構えだ。

 春場所会場のエディオンアリーナ大阪では、音羽山親方(元横綱・鶴竜)らとともに先場所までと同様に記者クラブ担当を務めている。

「白鵬は何事もなかったように振る舞っているが、新聞・テレビの記者の応対はどこかよそよそしい。専属評論家としているスポーツ報知は白鵬を紙面に登場させていないし、NHKも解説者のリストから外したと聞く。メディアも腫れ物に触る感じ。

 春場所は控室で鶴竜とチェスに興じる姿がお馴染みだが、今場所はその様子もなく大人しくしている。宿舎に籠り、場所入りもこれまでの高級外車ではなく国産のワンボックス。次に何か起こせば本当に再起不能になりかねませんから」(担当記者)

 そうしたなか、関係者の注目を集めるのが、場所直前に相撲協会に送られたとされる宮城野親方に関する「告発文」だ。本誌がその存在をNEWSポストセブン(3月12日付)でスクープした文書は、3月4日付で八角理事長、コンプライアンス部長の花籠親方(元関脇・大寿山)、コンプライアンス委員会に送られたものとされる。

 表題に〈元白鵬氏とその取り巻きによる被害について〉とあり、送り主は新潟・南魚沼市議A氏。2022年秋、宮城野親方が携わる〈白鵬米「夢」〉の収穫イベントで、A市議が“白鵬の取り巻き”である販売会社の支援者B氏から暴行を受け、その後、呼び出しを受けて脅迫されたという内容だった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された愛子さま(2025年5月8日、撮影/JMPA)
《初の万博ご視察》愛子さま、親しみやすさとフォーマルをミックスしたホワイトコーデ
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
名物企画ENT座談会を開催(左から中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏/撮影=山崎力夫)
【江本孟紀氏×中畑清氏×達川光男氏】解説者3人が阿部巨人の課題を指摘「マー君は二軍で当然」「二軍の年俸が10億円」「マルティネスは明らかに練習不足」
週刊ポスト
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン