雪野智世(ゆきの・ともよ)/1963年生まれ、神奈川県出身。1986年にテレビ朝日入社。朝の情報番組『ヤジウマ新聞』や『トゥナイト』に出演した
休憩室で男女雑魚寝
──『トゥナイト』は演者さんとスタッフが仲良しでしたよね。画面から伝わってきました。
南:それはありますね。番組が終わってから、スタッフとよく飲みに行きました。
乱:スタートが夜中2時ぐらいで最終的に全員が集まるのは2時半ぐらい。
南:セクハラやパワハラの言葉も概念もなかった頃ですから、自己防衛しないといけなかった。だから飲んでも酔っぱらわない術があの時、身につきましたね。酔っぱらったら終わりだと思って、頑なに酔わないようにしていました。
乱:でも雪野ちゃんは酔っぱらっていたよね?
雪野:はい、酔っぱらっていました(苦笑)。
南:今はどうなっているかわからないけれど、局内に休憩所があって男女雑魚寝だったわよね? 私、古舘伊知郎さんや大野しげひささんと川の字になって寝たこともありました。
──不適切ですね(苦笑)。
雪野:私の頃はもう個室があって、朝からロケに行って夕方に帰って来て、夜9時の打ち合わせまでは何もないので、そこに鍵をかけて寝ていました。とにかくやることが多くて、「忙しかった」という思い出ばかりです。
乱:毎日のことなので、やったことをどんどん捨てていかないと次にいけなかったんですよね。朝の8時に集合させられて「何をするの?」とディレクターに聞いても「何も決まってないんです、とりあえず乱さんと海があればなんとかなるかなと思って」と台本なしで湘南に行くんです。で、海辺にいる女性たちにインタビューして帰って“これ、大丈夫かな~”と思っていても12%ぐらい取れちゃいました。