異常変動全国MAP2024 vol1
能登も引き続き警戒
警戒すべき地域は、ほかにもある。
■九州・四国警戒ゾーン
この地域では、宮崎県北部平野部などをはじめ3月に入ってから地震が相次いでいる。
「『隆起・沈降』では、九州が全体的に沈降する一方、四国は全体的に隆起しているため、その境目に歪みが溜まっていると考えられます」
■東北警戒ゾーン
3月15日に発生した福島県沖地震(最大震度5弱、M5.8)など、東日本大震災以降も大きな地震が続いている東北も要注意だという。
「奥羽山脈周辺で7cm超の『異常変動』が複数見られます。3月15日に地震が起きましたが、まだエネルギーは放出され切っていないと考えています」
そのほかの「警戒ゾーン」は、上の全国MAPに示した。1月に能登半島地震が発生した北信越エリアも引き続き注意が必要だという。備えを怠らないようにしたい。
※週刊ポスト2024年4月5日号