都内でも屈指の芸能人出没エリアである西麻布。この街の住民にとって彼らとの遭遇は“日常”ゆえ、見かけても澄ました顔で通り過ぎるものなのだが、その一行には思わず「えっ!」と声をあげる人も少なくなかった。
5月中旬の深夜、路上で談笑していたのは山崎賢人(29才)、染谷将太(31才)、奈緒(29才)、國村隼(68才)などのスターたちだった。この日、彼らが集まったのは隠れ家的な韓国料理店。そこで映画『陰陽師0』(4月19日公開)の打ち上げが行われたのだ。主人公の呪術師・安倍晴明を山崎、晴明に事件の解決を依頼する醍醐天皇の孫を染谷が演じ、平安時代を舞台に晴明が陰陽師になる以前の物語を描く。
「山崎さんといえば、「『キングダム』シリーズ、『ゴールデンカムイ』を大ヒットに導いた、いま最も勢いがある俳優。今作も、競合作品が多いこの時期の公開にしては大健闘しています。華麗なアクションシーンのほか、米アカデミー賞を受賞した『ゴジラ-1.0』のスタッフが手掛けた平安京の映像美が圧巻だと話題になっています」(映画会社関係者)
21時に始まった打ち上げは、日付が変わった後も続き、店を出てきた山崎は上機嫌そのもの。ほろ酔い状態の面々は、解散するのが名残惜しいのか、はたまた映画の大成功に胸のつかえが取れ解放的になったのか、夜道を散歩しながら話し続けた。安倍晴明を演じるのは、相当なプレッシャーだったのだろう。奮闘する山崎を支えたのが染谷だった。
「2人は山崎さんの俳優デビュー作『熱海の捜査官』(2010年・テレビ朝日系)で共演して以来の仲です。年齢的には2才違いではありますが、7才のときから子役として活躍している染谷さんは、山崎さんにとって俳優の大先輩。仕事のいろはを教わるうちに距離が縮まり、いまではフットサルを共にする間柄のようです」(テレビ局関係者)
その染谷は2015年に菊地凛子(43才)と結婚。いまも夫婦そろって、第一線で活躍し続けている。
「いまでは2人の子供を持つ染谷さんと菊地さん夫婦は、とにかく仕事が絶えません。染谷さんが数多くの作品に出演する一方で、菊地さんも朝ドラで主要キャラを演じたり、いまも『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)に出演するなど、引っ張りだこ。ふたりはお互いの演技に対し“ダメ出し”したりもするそうで、家庭では演技論が繰り広げられているとか。家事をうまく分担し、仕事と家庭のバランスを保っているそうです」(前出・テレビ局関係者)