バッシングはしばらく続いた(インスタグラムより)
──和解の当日からひと月ほど経って、ご自身のSNSでその報告をしています。すぐに報告をしなかったのはなぜですか。
「大将と話し合い、『騒動の件にはもう触れないようにしましょう』ということになったんです。当事者同士の間では問題が解決したので、あとはへんに刺激せず、自然に収まるのを待ちましょうと。ただ、ネットニュースで取り上げられるなどして、想像していた以上に騒ぎが長引き、誹謗中傷も収まりませんでした。
なかには嘘の情報も多く、実際にはお店に行っていないのに、さも行ってきたかのように情報を発信するYouTuberさんも。そうした事実と違うことや、私やお店への問い合わせをなくすため、和解を報告することにしたんです」
──嘘や誤解という意味でも、ネットというのは本当に怖いですね。
「身をもって実感しました。私が歌舞伎町の某店に勤務しているという情報がまことしやかに流れていましたが、実際には西麻布の会員制ラウンジで働いていました。香水もつけていないし、時計の自慢もしていない。嘘や妄想が本当に多かったです。そして、それらを鵜呑みにしてしまう人も。私がわざとお店を陥れているかのような、インスタのDMまで捏造されました」
──売名のため、わざと騒ぎを起こしたという声もありました。
「そんなつもりはまったくありません。美容整形などの情報を発信しているXアカウントは、騒動前から収益化していますが、実際にあの騒動で収益になったのは7万円ほど。おそらく、この騒動をネタにしたYouTuberさんたちのほうがよっぽど稼いでいると思います」
──7万円……インプ稼ぎとしては合理的じゃないですよね。
「あの騒動で、当時勤めていたラウンジもクビになっているんです。そちらは生活がかかっているので、わざと騒ぎを起こすわけがありません。ラウンジをクビになった点はさすがに少し病みましたが、ちょうど顔の脂肪吸引もしたかったので、そのためのお休みができたと前向きに考えるようにしました」
