思い出の中華(撮影/深澤慎平)
新阪急ホテル 家族で食べた思い出の中華レシピ
■しっとり五目炒飯
●材料(2人分)
長ねぎ30g(約1/4本、チャーシュー80g、グリーンピース20g、しいたけ1〜2枚(30g)、ご飯360g、卵2個、しょうゆ・酒各大さじ1、うま味調味料・こしょう・塩各少量、サラダ油適量、牛脂またはラード20g
●作り方
【1】長ねぎはみじん切りにし、しいたけ・チャーシューは5mm角に切る。卵は溶きほぐしておく。
【2】温めたフライパンにサラダ油を入れ、全体になじんだら油を捨てて、牛脂またはラードを溶かして【1】の半量の長ねぎを炒める。長ねぎの香りが立ってきたら溶き卵を入れて半熟になるまで火を通し、すぐにご飯を入れて広げるようにほぐして一気にかき混ぜながら炒め、塩、こしょうを加えてさらに炒める。
【3】【2】にチャーシュー、しいたけ、【1】の半量の長ねぎ、グリーンピースを加えて炒めたら、酒、しょうゆ、うま味調味料を加えて炒め合わせる。
●POINT
ご飯は硬めに炊いた温かいものを使う。冷たいご飯は加熱時間がかかるため、水分が熱で飛んでパサパサになりやすい。
■酢豚
●材料(4人分)
豚ロース(とんカツ用)400g、玉ねぎ1/2個、ピーマン3個、にんじん1/3本(40g)、茹でたけのこ1/6本(40g)、パイナップルの輪切り(缶詰)2枚、にんにく1かけ、水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1、水大さじ2)、溶き卵・片栗粉各20g、塩・こしょう少量、サラダ油揚げ用(適量)、炒め用(大さじ1)、ごま油少量
A[紹興酒としょうゆ、各小さじ1]
B[水1カップ、砂糖50g、酢としょうゆ各40ml、トマトケチャップ大さじ2]
●作り方
【1】豚肉は3cm角に切って塩こしょうし、[A]に漬け込む。
【2】玉ねぎは2cm幅のくし形切り、ピーマンはひとくち大の乱切り、縦半分に切ったにんじんは5mm厚さの斜め切りに、たけのこは7mm厚さに食べやすく切る。パイナップルの輪切りは8等分に切る。にんにくはみじん切りにする。
【3】豚肉は溶き卵、片栗粉の順につけ、170℃に温めた揚げ用のサラダ油でカリッと揚げる。
【4】フライパンにサラダ油を熱し、たけのことにんじんを強火で2分ほど炒めてから取り出し、続けて玉ねぎとピーマンをさっと炒めて取り出す。火を弱めて香りが立つまでにんにくを炒める。
【5】【4】に[B]、たけのこ、にんじん、豚肉を入れ強火にかけ、煮立ったら玉ねぎ、ピーマン、パイナップルを入れて水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。火を止め、ごま油を加える。
●POINT
調味料(AとB)はそれぞれあらかじめ合わせる。火が通りやすい玉ねぎとピーマンは時間差で加え、野菜全般は火を通しすぎないように注意。
【プロフィール】
南果歩/1964年、兵庫県生まれ。桐朋学園芸術短期大学の在学中に『伽耶子のために』(小栗康平監督)で主役デビュー。『夢見通りの人々』(森崎東監督)で第32回ブルーリボン賞・助演女優賞を受賞。長年にわたって、テレビや舞台など幅広く活躍している。
写真/深澤慎平 料理・スタイリング/柳瀬真澄
※女性セブン2024年6月27日号