芸能

《私の最初の晩餐》南果歩が振り返る、家族で食べた新阪急ホテルの中華料理「しっとり五目炒飯」と「酢豚」

5人姉妹の南果歩

5人姉妹の南果歩

「最初に食べたご馳走はなんですか?」。子供の頃に母が作ってくれた料理、上京したときのレストラン、初任給で行った高級店……。著名人の記憶に刻まれている「初めて食べた忘れられない味」を語ってもらい、証言をもとに料理を再現するこの企画。今回は南果歩さんに、忘れられないご馳走を教えていただきました。

 映画『伽耶子のために』で、主演デビューを飾ったのは19才の頃。以来、作品に出続け、近年ではApple TVのドラマ『PACHINKO パチンコ』や、フィリピン映画界の巨匠ブリランテ・メンドーサ監督作『義足のボクサー GENSAN PUNCH』など、世界を舞台にさまざまな表現に挑んでいる南果歩さん。笑顔と感謝を絶やさない自由闊達な感性を育んだのは、南さんが愛して止まない家族だった──。

 * * *
 もともとは、ゆとりのある暮らしでした。大きな平屋建ての家に父と母、4人の姉と末っ子の私。教育熱心な母は、姉たちにたくさんの習い事をさせていました。ピアノやバレエ、習字にそろばん。

 けれど私が幼稚園に入った頃から、父が経営する会社が傾き始め、小学2年生のときに倒産。飼い犬と庭で遊んだり、姉のピアノ伴奏に合わせて合唱していた一軒家から、お風呂もないアパートへ引っ越すことになりました。といっても、その小さな“文化住宅”で全員が暮らすことはできませんので、家族はバラバラに生活することに。母は必死に働き、わずか1年半後にはお風呂のついた部屋を借りて、私たち5人姉妹はふたたび一緒になりました。けれど、そこに父の姿はありませんでした。

 生家を出てから約3年、私が小学5年生の頃からでしょうか。母の商いがようやく軌道に乗り、月に一度、いえ最初は数か月に一度くらい、皆で外食できるようになりました。

関連キーワード

関連記事

トピックス

インフルエンサーの景井ひなが愛犬を巡り裁判トラブルを抱えていた(Instagramより)
《「愛犬・もち太くん」はどっちの子?》フォロワー1000万人TikToker 景井ひなが”元同居人“と“裁判トラブル”、法廷では「毎日モラハラを受けた」という主張も
NEWSポストセブン
兵庫県知事選挙が告示され、第一声を上げる政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏。2024年10月31日(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志容疑者、14年前”無名”の取材者として会見に姿を見せていた「変わった人が来るらしい」と噂に マイクを持って語ったこと
NEWSポストセブン
千葉ロッテの新監督に就任したサブロー氏(時事通信フォト)
ロッテ新監督・サブロー氏を支える『1ヶ月1万円生活』で脚光浴びた元アイドル妻の“茶髪美白”の現在
NEWSポストセブン
ロサンゼルスから帰国したKing&Princeの永瀬廉
《寒いのに素足にサンダルで…》キンプリ・永瀬廉、“全身ブラック”姿で羽田空港に降り立ち周囲騒然【紅白出場へ】
NEWSポストセブン
騒動から約2ヶ月が経過
《「もう二度と行かねえ」投稿から2ヶ月》埼玉県の人気ラーメン店が“炎上”…店主が明かした投稿者A氏への“本音”と現在「客足は変わっていません」
NEWSポストセブン
自宅前には花が手向けられていた(本人のインスタグラムより)
「『子どもは旦那さんに任せましょう』と警察から言われたと…」車椅子インフルエンサー・鈴木沙月容疑者の知人が明かした「犯行前日のSOS」とは《親権めぐり0歳児刺殺》
NEWSポストセブン
10月31日、イベントに参加していた小栗旬
深夜の港区に“とんでもないヒゲの山田孝之”が…イベント打ち上げで小栗旬、三浦翔平らに囲まれた意外な「最年少女性」の存在《「赤西軍団」の一部が集結》
NEWSポストセブン
スシローで起きたある配信者の迷惑行為が問題視されている(HP/読者提供)
《全身タトゥー男がガリ直食い》迷惑配信でスシローに警察が出動 運営元は「警察にご相談したことも事実です」
NEWSポストセブン
「武蔵陵墓地」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月10日、JMPA)
《初の外国公式訪問を報告》愛子さまの参拝スタイルは美智子さまから“受け継がれた”エレガントなケープデザイン スタンドカラーでシャープな印象に
NEWSポストセブン
モデルで女優のKoki,
《9頭身のラインがクッキリ》Koki,が撮影打ち上げの夜にタイトジーンズで“名残惜しげなハグ”…2027年公開の映画ではラウールと共演
NEWSポストセブン
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン