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「8人も相手をしたのにお金をくれなかった」「フォロワーは売春の潜在的な客」29歳パパ活女子はなぜ49歳男性を刺したのか法廷で明かされた“乱倫パーティ”の実態

伊藤容疑者(本人のTwitterより)

伊藤容疑者(本人のTwitterより)

 7月18日、2023年5月に神奈川県・JR平塚駅前でAさん(当時49歳)の腹を刺して殺人未遂などの容疑で逮捕された伊藤りの被告(29)に、横浜地裁小田原支部は懲役5年6か月の判決を下した。公判では弁護人、検察官から生い立ちに関する質問が相次ぎ、伊藤被告の激動の半生が明らかになった。後編ではなぜ伊藤被告が“乱倫パーティ”に参加するようになり、凶行にいたったのかに迫る──。【前後編の後編。前編から読む

 * * *
 2023年1月、伊藤被告はマッチングアプリで知り合った男性Bさんに乱倫パーティに誘われる。こうしたパーティは初めてだったというが、「お金を稼げるならいいや」と参加を決意。Bさんは界隈で顔が利くように見えたという。

 2月5日、Bさんに誘われて参加した乱倫パーティで、被害者Aさん、Cさん夫妻などと知り合う。この日のパーティは愛好家による会だったため、伊藤被告は性行為をしたものの報酬は発生せず。お金を稼げなかった伊藤被告は宿泊先に困り、BさんとともにAさんの滞在先のホテルに宿泊する。そこでBさんから「Aさんはこの界隈で30年近く稼いでいる」などと説明を受けた。この時、伊藤被告は「自分も使ってもらえるというか、生活を楽に出来るのではないか」と考えたという。

 以降、伊藤被告はAさんとX(旧Twitter)のDM(ダイレクトメッセージ)でやりとりを開始。そのなかでAさんに自分の裸の写真を送っていたことも確認されている。伊藤被告は「パーティの資料として」と口にするが、「気を引く目的もあった」と当初、Aさんに好意を抱いていたことも供述している。

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