家族ぐるみで互いの自宅を行き来する交友を続けていたが、沢田が芸能生活50周年を迎えた2017年、その関係は微妙に変化する。
「ざこば師匠が、脳梗塞で倒れて入院したんです。以来、体調がすぐれない日が多くなり、2021年には体調不良で活動を休止しました。コロナ禍も重なって、喘息持ちのざこば師匠は体調が回復した後も外出を控えざるをえなかった。そうした事情もあって、交流が減ってしまったんです」(前出・落語関係者)
その間、沢田は親友を気にかけ続けていた。
「2017年以降も沢田さんは何度か大阪でライブを開催していて、ざこばさんが会場に足を運ぶことができなかったライブのときに、MCで脈絡もなく“ざこば師匠、元気かな……”とつぶやいたことがありました。その後も何度か、ざこばさんの名前を出して心配していましたね」(前出・沢田の知人)
2023年秋頃から、ざこばさんは入退院を繰り返すようになり、今年4月末には弟子の襲名会見に出席したが、その約1か月後に急逝した。
「沢田さんにとって、予期していない急な別れでした。ざこばさんが亡くなった6月は、沢田さんがツアー中だったこともあって、しっかりと送り出せなかった。そのことがずっと心にひっかかっているんです」(前出・沢田の知人)
※女性セブン2024年9月5日号