ベッドに横たわる渡邊渚アナ(本人のインスタグラムより)

ベッドに横たわる渡邊渚アナ(本人のインスタグラムより)

多様化する“元アナウンサー”の在り方

 このパリ五輪に関する騒動が影響したかどうかはわからないが、フジテレビを退社し、新たな生き方を模索することを決断した渡邊アナ。今後はどのような活動をしていくことになるのだろうか。

「インスタグラムなどを見ていると、まだ体調の波があるようで、すぐに本格的に仕事復帰をするということはないのかもしれません。体調と相談しながらの活動ということでは、インフルエンサーのような形になる可能性もあるでしょう。

 インスタグラムを中心に、PR的なものを不定期で投稿するのであれば、体調への負担は少なくて済みますし、自分の判断で仕事を選びやすい。たとえば産休中の女性タレントなどでも芸能活動は休止していても、インスタでのインフルエンサー活動は続けているというケースもよくあります。渡邊アナであれば、知名度もありますし、同じように病気と戦っている人に対して、ポジティブな発信もできる。わざわざ“インフルエンサー宣言”をすることはないかもしれませんが、そのような形での活動は現実的だと思います」

 かつての局アナといえば、人気が出たら退社してフリーに転身するというパターンが多かったが、昨今は様々な形で局アナから別の職種に移行するパターンも増えている。

 今年3月にテレビ東京を退社した福田典子アナは、歯科医療系ベンチャー企業のSCOグループの広報職として働きながら、フリーアナとしても活動している。TBSの元アナウンサーである伊東楓さんは、2021年2月に退社し、現在はドイツを拠点に画家として活動している。さらに、『報道ステーション』のメインキャスターも務めた元テレビ朝日の富川悠太アナは、2022年3月で退社。その後トヨタに入社し、同社の広報動画『トヨタイムズニュース』のキャスターを担当している。

「アナウンサーとしての仕事にこだわり続けるタイプもあれば、アナウンサーとしてのキャリアを別の仕事に活かしていくケースも多い。“元アナウンサー”の在り方が多様化するなかで、渡邊アナについても、今後別の形の仕事に就くかもしれませんね」

 その経験値や知名度を活かすべく、獲得に動く芸能事務所もありそうだが、退社発表時の〈最悪な状態は脱し、全てを受け入れて、これまでと違った生き方をしたいと思えるようになりました〉とのコメントにもある通り、新たな道へ一歩踏み出そうとしているのは間違いなさそうな渡邊アナ。どんな形であれ、彼女らしい形での活躍を期待するばかりだ。

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