代表チーム内の情報をA子さんに漏洩
問題のひとつは、眞鍋氏がA子さんに代表チーム内の情報を漏洩していた件だ。NEWSポストセブンは、眞鍋氏がA子さんに渡していた代表チームの予定表を入手している。予定表には、眞鍋氏が“会える日”にペンで印がつけられていた。
眞鍋氏がA子さんを呼び寄せた合宿先へ移動する際の交通費などは、日本バレーボール協会(JVA)の事業費である「旅費交通費」に含まれているとみられる(JVAは費用の出所について「把握していない事実関係をもとにした仮定的な回答は差し控える」と回答)。
JVAに助成金を支出している「日本スポーツ振興センター」は独立行政法人であり、その財源には国民の税金が含まれる。そのため、眞鍋氏とJVAには疑惑に対して回答する責務があるはずだ。
元テレビ朝日法務部長で弁護士の西脇亨輔氏は、眞鍋氏の行動の問題点について次のように指摘している。
「日本代表の活動については公的な支援に支えらえていることもあり、各競技団体が厳しい行動規範を作っている。日本バレーボール協会もコンプライアンス規定で『著しくスポーツパーソン、スポーツ関係者として品位、名誉に欠ける行為』を禁じているので、眞鍋氏の行為はこれに該当する可能性が高いと考えられる。
また、個人情報や『JVAにおいて機密とされる情報』の漏洩も、前出のコンプライアンス規程で禁じられています」