遠征先近くのホテルによく密会していたという。左はA子さん
次期監督発表は「10月中」
協会と眞鍋氏が直面する一大事は、2028年ロサンゼルス五輪を目指す「次期代表監督選び」だ。バレーボール関係者が語る。
「川合俊一会長は9月13日、男女の次期日本代表監督について『ほぼほぼ1人に絞っている。10月の理事会に上げて承認をもらおうと思っている』と取材に対し明言しています。
JVAにとって大きいのは、眞鍋氏がスポンサーを引き寄せる力を持っていることです。眞鍋氏が2022年に監督就任した際、JVAと代理店業務契約を結んだのは電通と、眞鍋氏が2021年いっぱいまで理事を務めていた広告代理店・Aの2社だったと聞いている。『株式会社カプコン』などの主要スポンサーは、Aが契約を取りつけました。カプコンとの契約金額について川合氏会長は『おそらく過去最高額』と評していて、協会としてはそこを手放したくないのでしょう」
JVAには眞鍋氏が認めた「軽率な行動」について、コンプライアンス違反に当たらないか調査する責任があるだろう。川合会長は2022年の就任時、協会が注力すべき軸について次のように挙げていた。
「一つ目はガバナンスの高度化。法令遵守体制と内部統制体制の確立は、自身の企業経験も踏まえ、組織維持に最も重要な要素で、現在のJVAにいちばん必要とされている要素である」
近く明らかになる女子バレーボールの新監督。協会はどのような人事を発表するのだろうか——。