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障害を持つ方々の成長を見守ることに嬉しさを感じているという

「毎月、現場に通っていますが、事業所に来た頃はパソコンの電源を入れるのが精一杯だった利用者さんが、WordやExcelを使いこなし始め、IT関連の資格を取り、やがてゲームやホームページまで作れるようになって……。一歩ずつ成長して羽ばたいていく様子を間近で見られることが、嬉しいんです。

 障害を持つ方の多くは、非正規雇用であったり、雇用されたとしても最低時給だったりして、生活が苦しいのが現状です。そういう方々が、ITスキルを身につけることによって、10円でも100円、200円でも高い時給で就職・就労できるようサポートさせてもらえるのは、本当に社会的意義があることだと思っています」

「国からの認可を受けてやる仕事ですし、地に足をつけて取り組まないと」と、決意を新たにする仁科さんに、今後はより福祉事業にシフトしていくのかと尋ねると、

「テレビや舞台のお仕事も大事ですし、お話をいただければ、貪欲に頑張らせていただきたいです。でも、役者という肩書きを持つ人って、星の数ほどいるじゃないですか。今の自分としては、僕にしかできないことをやっていきたいんです。福祉事業もそうですし、あとは自身が経験した、男性不妊の葛藤や治療の大変さについても、多くの方々に伝えていけたら本望です」

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