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激戦の女性アナ界、“新女王”田村真子アナの座を脅かすのは誰か? 岩田絵里奈アナ、原田葵アナ、鈴木奈穂子アナ…職人アナとキラキラアナの二極化時代に

放送作家の山田美保子氏(左)とフリーアナウンサーの馬場典子氏が対談

放送作家の山田美保子氏(左)とフリーアナウンサーの馬場典子氏が対談

 昨年12月に発表された「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン調べ)でTBSの田村真子アナ(28)が初の1位に輝くなど、入れ替わりの激しい女性アナの世界。2025年のテレビ界を勝ち抜くのはどのアナか。元日本テレビアナウンサー(現在はフリー)の馬場典子氏と放送作家の山田美保子氏が見定めた。

存在感を発揮するTBS

山田:TBSの田村真子アナと江藤愛アナ(39)が、「好きな女性アナウンサーランキング」で同局ワンツーフィニッシュを飾ったことが話題ですね。

馬場:田村アナはニュースの原稿読みがとても安定している方ですよね。そして『ラヴィット!』で、あれだけ多くのお笑い芸人さんたちに囲まれながらも、常に笑顔を絶やさず楽しそうにやっていらっしゃる! 視聴者の皆さんから好感をもたれるのも納得です。麒麟の川島明さんとのコンビも、今や最強かも。

山田:元々持っている品位やチャーミングなルックスに加えて、ゲームに率先して参加して豊かな表情を見せたり、「今、ウチのキッチンにはコバエが飛んでいるので」と自炊ができていない話を暴露できたりしますし、本当に頑張っている。

馬場:江藤アナはまず体力があるなぁと思いますね。『THE TIME,』や『ひるおび』だけでも大変だと思うのに、『CDTVライブ!ライブ!』では音楽番組らしい衣装に着替えてDJのように仕切っている。『パリ五輪』や『世界陸上』の現地でも姿を見たときには驚きました。

山田:同期にあの田中みな実アナ(38)がいて、入社当時、彼女に仕事が集中していたときはずいぶん悩んでいらしたと先輩アナに聞きました。そんな時代があったから、オファーを断わらないたくましい江藤アナが誕生したのかもしれません。

馬場:同期の存在というのは我々アナウンサーにとっては、とても大きいんです。局としては同期に似たタイプの女性を採用することはまずないので、仕事の種類も分かれますし、おのずと立ち位置みたいなものも変わってくるんですよね。

山田:元テレ東の森香澄アナ(29)は、同期の田中瞳アナ(28)が同局の看板番組『モヤモヤさまぁ~ず2』のアシスタントになったとき、覚悟が決まったみたいで、あの“あざとかわいい”路線に落ち着いたようです。

馬場:既存のアナウンサーの枠に留まらないフリー向きの方だと思います。SNSの利用の仕方もトップクラスではないでしょうか。「セルフプロデュース」については私が日テレ時代にも上からよく言われていて。私のように職人気質のアナウンサーに憧れて入ったタイプとしては、“そんな才能があったらアナウンサーになっていませんよ”と思っていました(笑)。

山田:そんな馬場さんも古市幸子アナや延友陽子アナと『BORA』というユニットを組んで、アイドルのような衣装を着せられて歌ったり踊ったりしていましたよね?

馬場:やはり憶えていらっしゃいますか?(苦笑)永井美奈子先輩や藪本雅子先輩の『DORA』をもじって、日テレ50周年記念の舞台にあわせて福澤朗さんが命名したユニットでした。でも今は、学生時代にアイドル活動をしていたアナウンサーがたくさん。世の中、変わりました。

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