スポーツ

八角理事長に聞く「宮城野部屋復活」の時期 照ノ富士引退で注目集まるも「理事会で閉鎖解除が議題にあがったことはない」と語る

宮城野親方の処遇にも注目が集まっている(写真・JMPA)

宮城野親方の処遇にも注目が集まっている(写真・JMPA)

 横綱・照ノ富士が現役を引退し、年寄「照ノ富士」を襲名した。今後は伊勢ヶ濱部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたるという。この引退にも関連して関係者の注目を集めているのが元横綱・白鵬の宮城野親方の処遇だ。

 引退を決めた照ノ富士と周囲の今後について、相撲担当記者はこう言う。

「今年7月、部屋の師匠である伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)が65歳の定年を迎えるが、照ノ富士親方が伊勢ヶ濱部屋を継承すると見られています。ただ、照ノ富士は横綱経験者に5年間認められる特権を使って現役四股名で親方として残っている状況。このままでは伊勢ヶ濱親方と名跡交換して部屋を継ぐことができない。

 照ノ富士親方が『伊勢ヶ濱』を襲名して部屋を継承するとなると、伊勢ヶ濱親方が部屋の力士の名跡である『桐山』を襲名して再雇用の参与とし協会に残る方法もある一方、NHK大相撲中継の専属解説者に抜擢されるという情報もある。動向が注目されている」

 伊勢ヶ濱部屋のバトンタッチをめぐり、もうひとつ動向が注目されているポイントがある。幕内・北青鵬(引退)の暴力問題を受けて、昨年3月から閉鎖となっている宮城野部屋の扱いだ。宮城野親方を含めた親方や力士たちは、閉鎖以降、伊勢ヶ濱部屋預かりとなっている。

 当時、広報部長に就任した佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)は「制裁を与えているわけではない。あくまでも一時預かりだ」として、「毎場所、浅香山理事(元大関・魁皇)、伊勢ケ濱親方から執行部が状況の報告を受ける」としていた。

「預かり期間は未定だとされているが、伊勢ヶ濱親方が65歳の定年を迎える7月がひとつの区切りとされている。そのため5月の夏場所後に閉鎖が解かれるのではないかとも囁かれているが、同じように部屋が閉鎖となった木瀬部屋が再興を認められたのは2年後。まだ折り返しで、あと1年残っている」(若手親方)との見方もある。

 仮にまだ1年先となれば、今年7月以降はモンゴル出身の後輩横綱である照ノ富士親方が部屋の師匠となる。宮城野親方への重しがきかなくなるのではという心配も出てくるため「7月以降は浅香山部屋が預かる可能性もある」(協会関係者)という情報もある。

関連記事

トピックス

初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
「ウチも性格上ぱぁ~っと言いたいタイプ」俳優・新井浩文が激ヤセ乗り越えて“1日限定”の舞台復帰を選んだ背景
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン