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《東京ガールズコレクションでどよめき》石破茂首相を2日間でコーディネートした軍地彩弓氏が明かした舞台裏「全てお任せ状態から…」「着痩せして見えるブレザーを」

東京ガールズコレクションで紺ブレザーを着用する石破首相(時事通信フォト)

東京ガールズコレクションで紺ブレザーを着用する石破首相(時事通信フォト)

 石破茂首相(68)が3月1日、毎年恒例の若者の祭典「第40回マイナビ東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER」(以下、TGC)にサプライズ登場し、会場がざわついた。その出立ちは、“だらし内閣”と言われたモーニング姿や国会でのスーツ姿とは一変した、爽やかなカジュアルスタイルだった。

 石破首相は、大阪・関西万博のPRのために登壇。公式キャラクター「ミャクミャク」を連れてのものだった。その突然の登壇に会場がどよめくなか、石破首相は飄々と「(ミャクミャクの)付添人の内閣総理大臣・石破茂です」とおどけ、ミャクミャクに「あっちに手を振るんだよ」と“ファンサービス”。万博開幕まであと43日というなか、会場の若者達に向かって「みなさん、行ってくれるかな~?」と呼びかけていた。

 この石破首相のサプライズは急きょ決まったようで、内部スタッフは大わらわ。TGCのファッション・クリエイティブ・ディレクターで経済産業省「ファッション未来研究会」副座長と「ファッション・ローWG」座長を務める軍地彩弓氏は、突然の報告を受け、「わずか2日間」で石破首相の衣装のコーディネートと準備に奔走した。軍地氏が舞台裏を明かす。

「官邸側からの希望のイメージは特になく、“すべてお任せ”状態だったんです。私はすぐに“清潔感があってセンスのいい愛されスタイル”のイメージボードを作りました。TGCという会場の雰囲気と客層はもちろんのこと、なによりも普段の石破首相のイメージとはまるで違う、しかし崩しすぎないスタイルをご提案しました」

 衣装集めは日本ブランドにこだわった。そこには軍地氏の「日本の政治を担う方として日本ブランドを格好良く着こなしていただきたい」という思いがあった。

「日本の政治家のかたは、公の場に立つ際インポートブランド(輸入品)を着用することが多いイメージがありますが、地方創生を強く推し進める石破首相には、日本のものづくりの力を感じるものを身につけていただきたかったのです」

 実際に石破首相が身につけたアイテムは──メガネは福井県・鯖江の「BOSTON CLUB」、ネクタイは岩手県の知的障がいを持つ作家の作品をライセンスなどに活用する「ヘラルボニー」が「銀座田屋」とコラボした山形の米沢織の製品、スニーカーは「オニツカタイガー」、ブレザーは「BEAMS F/FUMIYA HIRANO LONDONの金ボタンブレザー」、デニムは「BEAMS PLUS/ビームス プラスのインディゴパンツ」だった。

スタイリングのポイントは

 軍地氏はこれらの登壇時の衣装以外にもおそよ10パターンほどの衣装を用意していた。登壇30分ほど前の時間でフィッティングし、決めたという。

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