息子役の北村匠海は『ニノさん』でたびたび共演
今春といえば、2025年度前期の今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の出演者発表第5弾に二宮くんの名前があり、北村匠海さんと中沢元紀さん(25才)の父親役であることに驚いたかたも多かったのではないでしょうか。
ちなみに二宮くんは朝ドラ初出演。「本当に驚きました。なんとなく感覚的ではありますが、あの連続テレビ小説に自分が出演できるとは考えてもいなかったので、ご期待に応えられるよう、共演者の方々とふっくらと柔らかい作品を作っていけたらと思います」と、『あんぱん』にかけた絶妙かつ、いつものような謙虚なコメントを出しています。
出版社を経て新聞社での海外赴任時代に病死してしまう役で、物語はすでに二宮くん演じる柳井清が他界しているところから始まるのだとか。妻役は松嶋菜々子さん(51才)、兄夫妻役は竹野内豊さん(54才)と戸田菜穂さん(50才)という豪華なキャストの中で、北村さん演じる嵩が大好きな父・清がどう描かれるのか、いまから本当に楽しみです。
これまで多くのドラマや映画に出演してきた二宮くん。ご存じのかたも多いと思いますが、恋愛モノはほとんどなくて、嵐のメンバーとのトーク中、「おれ、そのとき戦争、行ってた」とご本人もたびたび振り返るように、軍人の役をやらせたら右に出る者はいないといった存在です。
渡辺謙さん(65才)とW主演を務めた映画『硫黄島からの手紙』(2006年公開)は代表作であり、大ヒットが記憶に新しい『ラーゲリより愛を込めて』(2022年公開)や、吉永小百合さん(79才)との共演が話題を呼んだ『母と暮せば』(2015年公開)も思い出されます。
その『母と~』の完成披露試写会で、吉永さんが二宮くんを「フェアリー(妖精)」と表現されたことは大きな話題になりました。
「(山田洋次)監督から難しい注文が出るんですよね。それをひょっと受け止めて、次のテストではできている。軽やかですし、リズム感がいい。男性ですけど、フェアリーのようにパッとその役を演じられる」と吉永さん。
さすがによく見ていらっしゃると思いました。俳優としても、バラエティー番組でメンバーや共演者と絡んでいるときにも、二宮くんは本当に軽やかでリズム感がいいんです。