急速に関係を深める特徴も兼ね備えている

 周囲への気配り、目配りも完璧で、会話にグイグイ入ってくるわけではなく、言葉数も少ないのだけれど、絶妙な間を置いたり、会話に緩急をつけたりしながら発した一言が、昔なら「見出し」に。いまなら「ネットニュース」になる二宮くん。

 2月21日、『ニノさん』(日本テレビ系)でtimeleszが8人揃ってのバラエティー初出演となったときにも、キツめの新メンバーいじりや、「3本録りだから」と居眠りの振りをするボケなど持ち味を発揮して、結果、爆笑にもっていくのでした。

 昨年5月と11月に放送された『川島二宮のタミゴエ』(フジテレビ系)のレギュラー化も願っています。同番組では過酷すぎるロング街頭インタビューに出る柳沢慎吾さん(63才)も最高です。

 なぜ、柳沢さんがそんなに張り切っているのかといえば、昨年8月、『笑点』(日本テレビ系)の演芸コーナーに初出演して爆笑をさらった際、二宮くんがXに《やっぱり柳沢慎吾先輩は凄過ぎるよ》とポストしたのを喜んでいるから。

 芸人さんもタレントさんも先輩俳優さんも、二宮くんと共演したり絡んだりしたら即座に彼の魅力にヤラれてしまい、急速に関係を深めるという特徴も二宮くんは兼ね備えているのです。

 先輩に対しても独自のニックネームで呼んだり、座長として取り組んだドラマの共演者さんともずっと仲よし。最近ではXでMrs.GREEN APPLEの『NHK紅白歌合戦』初出場を祝うポストをしたため、同グループと仲がいいことが広まりました。

 5月公開の乳幼児向け映画『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺダンシングPARTY』への“声の出演”決定に続き、6月頃には新書『独断と偏見』(仮題)が刊行されるとか。

 主演俳優として、冠バラエティー番組のMCとして無双状態で、初の朝ドラ出演も話題の二宮和也くんの春。「ニノなのに」ではなく、「ニノだから」の賜物です。

構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!+』(メ~テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。

※女性セブン2025年3月20日号

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