広告サイトには、女性の制服姿やほぼ裸の写真も掲載されていた
「売買春1件あたりの取引額は数千~数万香港ドル (日本円で数十万円から数百万円)という高額なものでした。
それだけ香港では日本人女性の需要があるということの証左でもあります。犯行グループはテレグラム上で日本人セクシー女優がいることを売り文句に、動画作品とプロフィールを併記して顧客を集めていたとされます」(前出・国際ジャーナリスト)
こうした日本人女性の海外買春に関する摘発が相次ぐなか、韓国メディアは“列島の少女たち”事件を通じて、日本社会に対して哀れみのまなざしを向けている。
韓国の有力紙『朝鮮日報』は、今回の事件を取り上げたコラムで、日本がバブル崩壊後の「失われた30年」から脱却できず、いまや大卒新入社員の初任給が韓国の最低賃金を下回る現状に言及。その背景には高齢化や消費低迷といった構造的問題があるとしたうえで、「列島の少女たちが韓国に来たのは日本の不景気の断面であって、備えをしなければ韓国人も、予想外の国から届く恥ずかしいニュースを耳にすることになるだろう」と締めくくっている。