ロスで暴動が広がっている(FreedomNews.TvのYouTubeより)
二刀流復活に向けて活躍を続けるドジャース・大谷翔平(30)。6月11日(現地時間、以下同)、チームはサンディエゴでの遠征を終え、13日からは本拠地・ロサンゼルスでの試合に臨む。しかし、大谷ら選手がまもなく帰るLAはいま、かつてない治安の悪化を招いている。国際ジャーナリストが語る。
「現在LAでは、ドナルド・トランプ大統領(78)が進める厳しい移民政策に対する抗議デモが続いており、一部では治安当局と暴徒化するデモ隊が激しく衝突しています。
ロサンゼルス中心部でも、暴徒による略奪や破壊、落書き行為が相次いでいます。トランプ氏は社会不安に対応するとして、カリフォルニア州に州兵2000人を派遣し、さらに対立が深まっている。道がデモ隊により封鎖されるなど、出歩くのはとても危険です。
6月10日には、リトルトーキョーを含むダウンタウンの約2.6平方キロメートルのエリアで、治安悪化による夜間外出禁止令が発令されました。これは、ドジャースタジアムに隣接する、極めて近いエリアです」
ダウンタウンにそびえる巨大な大谷の壁画が日本のファンの間では有名だが、まさにそのエリアで暴徒たちによる略奪行為が起こっているのだ。SNS上でも、壁画前でデモカードを掲げる抗議者の姿が投稿されるなどしている。
「ドジャースタジアム周辺の道路もデモ隊によって封鎖されるなどしています。このまま週末、無事ゲームが開催されるのか、かなり微妙なところです。6月15日は『父の日』ということもあり、父になったばかりの大谷の姿を楽しみにしているファンも多かったのですが……」(同前)