無期限の活動休止を発表した国分太一
「刑事事件になる事案ではない」「コンプライアンスの問題は今後も適切に対応していく」6月27日、日本テレビホールディングスの株主総会が開かれ、株主からは国分太一(50)に関する質問が相次いだ。
日本テレビ側は冒頭の回答に終始し、依然、“コンプライアンス違反”の詳細は伏せられたままだ。またこの騒動のなか、TOKIOは6月25日に電撃解散を発表している。
残務処理後に廃業を予定する株式会社TOKIOの社長・城島茂(54)は共同プロジェクトを展開してきた丸亀製麺の担当者に対面で、副社長・松岡昌宏(48)は福島県に電話で謝罪していたことが報じられた。当然、メディアとの協議も続いている。国分は6本のレギュラーを抱えていた。民放キー局の局員が語る。
「番組名や企画に“TOKIO”“国分太一”の名前が入っている番組の継続はかなり厳しいと言われている。注目されているのは国分のMC降板を発表した『世界くらべてみたら』(TBS)と、放送休止を発表した『男子ごはん』(テレビ東京)の2番組。どちらも人気がある番組のため、局としては継続したい方針のようで、国分の代役探しに奔走している」
制作の現場からすれば、今回の騒動は「勘弁してくれよ」というのが本音だろう。NEWSポストセブンが取材を進めると、こうした声も聞かれたが、国分のプロ意識を評価する声も多かった。民放キー局のプロデューサーはこう明かす。
「国分さんは周囲の目を気にせずに厳しい意見を言う、“兄貴”的なところがありました。『この企画じゃダメでしょ』『もっと身体張ろうよ』などとプロデューサーらと意見をぶつけ合って番組の質を上げようとしていた。いまの制作現場で、こういうタレントさんは珍しいのでプロデューサーからしたらありがたい存在でもあった。
一方で、悪く言えば気分屋な面もあった。機嫌があまりよくないであろう時は、スタッフへの指摘が感情的になることも少なくなく、現場の若手は『今日の太一さんの機嫌どう?』とヒソヒソ話すなど気を遣っている様子でもあった」
TOKIOとして31年間、芸能界の最前線で活躍してきた国分。山口達也、長瀬智也の脱退、事務所独立という難局を乗り越えて活動を続けていたが、さらなる目標もあったようだ。国分と仕事をしたことがある制作会社スタッフが語る。
「国分さんはお子さんを溺愛していました。それもあってか、令和世代からの認知度を上げようとしているように見えた。『子供が成人するまで、まだまだ頑張らないと』と口にすることもあった。
健康にも気を遣うようになり、ロケの現場でも手作り弁当を何度か持ってきていました。栄養バランスだけでなく、食材の産地にも気にかけていたようで、若手スタッフにも『健康に気を遣うようになると、こんなロケ弁当なんて食べられない。身体壊すぞ』などとアドバイスをしたこともあった」
国分が再び表舞台に立つ日は来るのだろうか──。