伊東市役所
「田久保さんはメガソーラー反対運動をしていた一市民の時代から、みんなの先頭に立って活動していました。団体のみんなで『うちから市議を出した方がいい』と議論して、全員に推薦されて議員になった。リュックひとつ背負って、ほとんどひとりで地元周りをしていたんですよ。
市長選に出るという話になった際、田久保さんはお母さんに『無職になったらどうするの。このまま市議の任期をまっとうした方が安泰なんじゃない』と、反対されたそうです。でもそれを『誰かが偉くなって改革しないと』と出馬しました。
伊東市は長年、自民派閥でやってきましたから、公然と彼女を応援すると角がたつ。でも『彼女と街を変えたい』と言っていた“隠れ支援者”はいっぱいいたよ。正直、受かった時は奇跡だと思ったけどね」
取材の最後にはこうも漏らした。
「支援する気持ちは変わらないけど。正直なところ『改革を進めていこう』という士気は削がれた。初動の対応が悪かったね。これからどう真摯に対応していくかという話になってくると思います」
当面の続投をほのめかしている田久保市長。選挙で得た民意を裏切ることにならなければいいが──。
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