怪文書について田久保氏からのメッセージが掲載されている(公式サイトより)
市議の証言と支援者のホンネ
〈卒業証書を見た直後、私が落ち着いて副議長と会って聞いた時は、偽造とは思えないと言っていました。秘書課長は、市長会への紹介文を書くために市長に卒業証書を持ってきてくださいと言い、実物でファクトチェックをしています。秘書課長が見たことは議会で上司の部長が発言しています。私も実物を見ましたが、黄ばんだ紙に、朱肉で職印が3箇所押されていて、これは偽造とは思えないと直感しました。マスコミの中にも実物をみている人がいます〉(6月26日)
田久保市長が見せた“書類”は一体何だったのか。謎が深まるなか、議論もこう着状態になり、議会は混乱を極めている。彼女の支援者たちも不安を隠しきれないようだ。冒頭の支援者が話す。
「対応を弁護士さんに任せているから、言えないことも多いとは思う。でも、例の証書が表に出てこない以上、話が堂々巡りですよ。支援者はみんな証書がニセモノではないと信じてはいますが、もし本物でなかったら私たちも騙されていたことになる。”言葉足らず”で済まないこともあるよ。
実は、今回と似たような噂は市長選挙中からまわっていたのです。田久保さんは大きな派閥に属しているわけではないですし、政治的な後ろ盾も少ない。だから当時は嫌がらせというか、“怪文書”の類い程度だと思っていたんですが……」
この支援者がさらに続ける。