買い物帰りの水原一平被告(右)と妻の“ツーショット”(2024年8月撮影)(写真/AFLO)
「日本の映画業界では、現実に起こった事件をモデルとした映画では登場人物の名前を微妙に変えて、あくまでも『フィクション』という形をとることが多いんです。
例えば『地面師たち』(2024、Netflix)は、2017年に実際に起きた『積水ハウス地面師詐欺事件』がモデルとされていますが、不動産会社の名前も『石洋ハウス』とズラしていますよね。
しかしアメリカでは、ノンフィクション映画は実名で描くことも多い。#MeToo運動の発端となった性暴力事件を追った映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』(2022)は、性犯罪者の名前もその被害者の名前も、全て実名で描いています。
仮に今回、大谷の実名でドラマが放送されるとなれば、大谷としてはかなりショッキングでしょう。球団や大谷が制作サイドに抗議する可能性も十分に考えられる」(同前)
日本では見られるのだろうか。
「『Starz』のドラマを直接日本で見ることは基本的には難しいですが、ネットフリックスなど海外の配信サイト上に配信されれば、日本でも閲覧可能になるかもしれません」
大谷はいつまでこのスキャンダルに振り回されなければならないのだろうか──。