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データで見る阪神・佐藤輝明の覚醒 「スライダーをホームランにする割合が急上昇」はスイングスピード向上の結果か 苦手な左投手、引っ張り一辺倒の悪癖も大きく改善

ホームランダービーの首位をひた走る佐藤輝

ホームランダービーの首位をひた走る佐藤輝

 セ・リーグで首位を独走する阪神の打線の中核を担っているのが佐藤輝明(26)だ。すでに33本塁打(8月28日時点、以下同)を記録し、同球団としては1986年のランディ・バース以来となる本塁打王の獲得が確実視されている。

 プロ5年目の佐藤は、ルーキーだった2021年から3年連続で20本塁打以上をマーク。左打者ではNPB史上初の快挙だった。ただ、好不調の波が激しいという印象も強くあり、チームが連覇を逃した昨季は16本塁打に終わっている。

 それが今季は藤川球児新監督のもとで目覚ましい活躍を見せている。一体、佐藤は何がどう進化したのか。プロ野球を各種データから分析した『データ・ボール』(新潮新書)の著書がある広尾晃氏はこう分析する(以下、成績は取材時点)。

「今年のオールスターのホームランダービーでは、佐藤と同学年のDeNA牧秀悟が優勝。佐藤は準決勝で日本ハム・清宮幸太郎に敗れていますが、京セラドームの上段席に打ち込んだ打球が鮮烈な印象を残しました。本数では後れを取ったものの、飛距離では清宮を圧倒していた。京セラでここまで飛ぶ打球は、2023年WBCの時の大谷翔平の打撃練習以来でしょう。明らかに『打球速度=スイングスピード』が上がっています」

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