濱田被告が2008年ごろ開設していたホームページ(現在は削除済み、画像は一部加工しています)
濱田被告は2008年ごろから、当時未成年の男性を家に住まわせ、愛人関係にあった。しかし2020年ごろから、その男性は濱田被告のもとから逃げ出すようになったという。濱田被告は男性を見つけ出し、Aさん、Bさんに様子を監視させるなどしていたが、状況が改善しなかった。そんな折、濱田被告は信者たちにこう話した。
「(愛人の男性を)正常に戻すには、死んで魂になって、神のシステムを破壊する必要がある」
このような提言により、濱田被告、滝谷被告、被害者2名は自殺することを決めた。寺崎被告は同調しなかったという。
決行日、「みんなで入水しましょう」、「恐がるかもしれないので、お互い沈め合うようにしましょう」などの話が出て、マイクコードを車に積載し、最初は車のまま飛び込める場所を探した。その後、ドラッグストアで苦しみを軽減させる目的で鎮痛剤を購入し、事件現場となる和歌山県の海岸に到着する。