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5連勝した豊昇龍の横綱土俵入りに異変 三つ揃いの化粧まわしで太刀持ち・平戸海だけ揃っていなかった 「ゲン担ぎの世界だけにその日の結果が心配だった」と関係者

豊昇龍の土俵入りに異変が(写真・JMPA)

 横綱・豊昇龍がひとり勝ちっ放しで序盤を終えた大相撲秋場所。横綱昇進以降は3場所中2場所で途中休場し、すでに金星を8つ配給しているが、昇進を決めた今年1月場所以来となる3度目の優勝が期待される状況だ。そうしたなか、その豊昇龍をめぐってちょっとおかしなことが起きていた。

 3日目の横綱土俵入りで、太刀持ちの平戸海の化粧まわしが横綱の豊昇龍と露払いの明生と違ったのだ。相撲担当記者が言う。

「横綱の化粧まわしは、太刀持ち、露払いを務める力士との3本1組で贈られるため“三つ揃い”と呼ばれている。太刀持ちと露払いの力士は、自分がタニマチから贈られた化粧まわしをつけるのではなく、横綱とお揃いの化粧まわしをつけて幕内土俵入りをしたあと横綱の土俵入りに駆け付けます」

 6月に横綱昇進披露宴の会場に展示されていた三つ揃いは5組あった。今場所の初日は立浪部屋のタニマチのフルタイムシステムから贈られた鸞鳥(らんちょう=中国の想像上の鳥)、獅子、こま犬が描かれた紫色の三つ揃いを締め、2日目は山一興産から贈られた書家の山崎秀鴎氏がデザインした金龍の三つ揃いを締めていた。

 ところが、3日目は横綱と露払いはフルタイムシステムの化粧まわしを締め、太刀持ちの平戸海だけが山一興産の金龍の化粧まわしを締めていたのだ。4日目は改めて3人ともフルタイムシステムの化粧まわしになっていた。協会関係者が言う。

「太刀持ちと露払いの支度部屋が違うと間違う可能性もあるが、3日目までは明生関と平戸海関は同じ東の支度部屋だったので不思議でなりません。ゲン担ぎで、勝てば同じ化粧まわしを締めたり、負けると違う化粧まわしにする関取も少なくない。横綱もその日に金星の配給となっていたらイヤな空気になっていたでしょう。心配して見ていました。ただ、伯桜鵬に圧勝で3連勝。土俵に集中できているんじゃないですか」

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