祭りに参加した真矢と妻の石黒彩
脳腫瘍で闘病中であることを公表して20日──。神奈川県秦野市で開催される「第78回秦野たばこ祭」に参加する意向を示していた「LUNA SEA」の真矢(55)。祭りが開催された9月27日と28日の両日、車椅子姿で姿を現わした。
頭には麦わら帽子を被り、法被に身を包んだ真矢は幾分か痩せたように見える。地元の住人や多くのファンから声援を受けながら、夫の車椅子にピッタリ寄り添って歩くのは元モーニング娘で妻の石黒彩(47)だった。スポーツ紙記者が語る。
「真矢さんは2020年に大腸がんのステージ4と診断を受け、これまでに7回の手術と抗がん剤治療、放射線治療を併用してライブ活動を続けてきたことをインスタグラムで明かしました。今年2月には、『LUNA SEA』結成35周年ツアー終了後にめまいで倒れて立てなくなってしまったそうです。そのまま体調は回復せず、脳神経外科でMRI検査を受けたところ、右側頭部に腫瘍が見つかった」
真矢は『LUNA SEA』公式サイトなどで《いつかまたステージに復帰できる時まで、まずは死なないこと、そしてずっと希望を失わないことを約束します。またその時に、皆さん笑顔でお会いしましょう》と綴っていた。
故郷の祭に笑顔で参加する真矢だが、「たばこ祭」には特別な思い入れがあったという。地元関係者が明かす。
「幼い頃から祭り好きだった真矢さんは6歳でバチを握り、ずっと太鼓を叩いていました。『LUNA SEA』でドラマーを務めるルーツとなったそうです。2023年からは『はだのふるさと大使』に就任し、『秦野たばこ祭』には3年連続で100万円を寄贈しています。ほかにも秦野市の数々のイベントに携わり、地元の活性化に貢献しています」
闘病中の真矢は「この通り元気ですので安心して思いっきり楽しんでください。今日はありがとう! また来年も会いましょう」などと語り、詰めかけた多くの人からのエールが贈られた。