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女子ゴルフ・菅楓華、待望の初Vで“シン・黄金世代”の時代到来か 「3メートル前後のパットを入れてくる集中力の高さ」「米ツアーでも成功する」と沼沢聖一プロ絶賛

世代を代表した存在になるとして期待されている菅楓華(Getty Images)

世代を代表した存在になるとして期待されている菅楓華(Getty Images)

 今季、何度も優勝争いを演じてきた菅楓華(20)がミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントで念願の初優勝を飾った。2005年生まれのプロ2年目。ルーキーイヤーはメルセデス・ランキング63位でシードを逃したが、168センチの長身を生かした大きなスイングから繰り出す豪快かつ正確なショットを武器に大型新人として期待された。

 今シーズンはQTランク20位からの参戦だったが、開幕から2週連続2位を含む4週連続トップ10入りを果たし、トップ10入り12回(ランク1位)を記録するなど安定した成績を残していた。念願の初優勝を飾り、メルセデス・ランキングでは佐久間朱莉(22)、神谷そら(22)に続く3位へと大躍進した。ゴルフ担当記者が言う。

「宮崎市出身で、実家はコメとキュウリ、トマトなどのハウス栽培をする代々続く農家。3人姉妹の末っ子で、香妻琴乃や柏原明日香などを輩出した地元の日章学園で中高とゴルフを続け、高校在学中の2023年にプロテストを一発合格した逸材です。

 ただプロテスト後のQTで5位に食い込みながら、後日スコア誤記が発覚して失格に。QTランク104位からのスタートになったが、そこから這い上がり、プロ1年目は22試合の出場でトップ10入り4回を記録した。シード入りできなかったが、今年は前半戦出場権獲得ラインのQT20位からの参戦となり、開幕戦から大活躍を見せた」

 菅は悔しい経験をするたびに大きく成長するゴルファーだと言われている。その原点が宮崎市内で農家を営む父親の言葉だったという。

「QTの失格で天国から地獄に突き落とされ、落ち込んでいた時に“立ち止まっていては強くはなれないよ”と父親から声を掛けられたという。この言葉を支えに練習を再開し、結果を残した。

 プロ1年目に『東海クラシック』で優勝争いに絡み、2位で迎えた最終日に山下美夢有、岩井明愛と同じ最終組でラウンドした時は75と大崩れして初優勝を逃していますが、そういう経験を糧にして強くなっていくタイプのプロです」(前出・ゴルフ担当記者)

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