養護施設、児相の回答は
野崎さんは愛娘の身体に残された”消せない傷”について児相に説明を求めているが、Bさんの保護者の連絡先、Bさんのフルネームは開示されていない。
NEWSポストセブンはこの児相、養護施設に対し、「Aさん、Bさんのトラブルを認知しているか」「今回のトラブルを行政機関に報告したか」「行政側からどういう指示があったか」などについて質問したが、いずれも「個別事案についての回答は控えておりますので、ご了承願います」(児相)、「個別の事案については回答を控えさせていただきます」(養護施設)とし、双方とも、「報告事案が発生した際には適切に対応している」という主旨の回答だった。
野崎さんはAさんの刺青について「このタトゥーを消すとなると痛みも酷いそうですし、たとえ消えたとしてもミミズ腫れの跡が残ります。どうすべきか、まだ分からない。弁護士と相談して今後を決めようと思ってます」と語る。
児相・擁護施設にも、それぞれの事情があるだろうが、少しでも子供が安心して過ごせる環境が整うことを願いたい。
■取材・文・撮影/加藤慶