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2025.10.21 11:00
週刊ポスト
《ルポ柏崎刈羽原発の現在》「6号機の稼働を目指して最終調整」2031年にはテロ対策施設も完成予定 通常は公開されていない施設内部を取材
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6号機の外観。この場所は海抜12mと比較的高台に位置している

全ての電源が失われた場合に稼働する電源不要の注水設備。原子炉へ注水し核燃料の溶融を防ぐ。福島第一原発事故の反省から設置された

原子炉建屋の屋上階。中央の円形の床の下には核燃料が入った原子炉があり、その右横には使用済燃料を冷却するプールがある

建屋内の圧力が一定以上高まった際に自動で外に開放し、圧力を逃がすためのパネル。竜巻による外からの飛来物を遮断するネットも設置

電源を使わずに触媒の働きによって水素と酸素を水蒸気に変え、水素濃度を抑える装置

原子炉を冷却する装置や非常電源などが設置されている重要エリアの前には、浸水を防げなかった場合を想定し、分厚い水密扉が用意されている

電源が失われ照明が落ちた場合を想定した塗料剤が塗布されたルート表示テープが貼られている

6号機の運転室の前には「定検中(定期検査中)」と表示されている。この看板は13年以上そのまま置かれているという

同発電所で想定される津波は7~8m。5~7号機の海抜は12mだが、さらに3mの盛土で15mの防潮堤を設置

軽油の燃焼ガスでタービンを回し、電気を作る。津波を受けない場所に設置

原子炉等に注入用の淡水を蓄えた貯水池。海抜45mの高台に設置。貯水量は約2万トン
