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「結婚式は大赤字だった」「食事は毎日カレー」紅白声優・高槻かなこが感じたインド人との「国際結婚」のリアル…義実家で「心が折れかけた」瞬間【独占告白】

笑顔が”花丸”な高槻

 大人気アニメ『ラブライブ! サンシャイン!!』国木田花丸役、そして9人組ユニット『Aqours』のメンバーとして活躍する声優・高槻かなこ(32)。昨年12月に結婚を公表し、今年9月には夫がインド人と「国際結婚」であることを明かすとSNSで大きな話題を呼んだ。夫との交際中は「国籍の違いを感じたことはなかった」という高槻だが、「結婚」「結婚式」という段階で苦労がなかったわけではない。高槻に“現実”を語ってもらった。【前後編の後編。前編から読む

 * * *

 高槻の夫は高校卒業後、文部科学省の奨励プログラムで来日し、日本の大学に留学。その後、日本で就職しており、日本での生活は10年以上。流暢に日本語を話し、日本文化にも堪能だ。高槻も「本当にインド生まれなのか?」と思うことがたびたびあったという。高槻が家族に結婚を報告した時も、気にされることはなかった。

「姉妹は留学経験があって、実家でもホームステイを受け入れていたこともあったので、特に驚かれませんでした。私と同じような感覚だったと思っています『結婚式はインドでやろうって思ってる』って言ったら、母は『やった! インドに行ける』と喜んでいましたね(笑)」(以下、高槻)

 そんな高槻が最初に「国際結婚」の“壁”を感じたのは、婚姻届だった。実は昨年12月の結婚発表時には、法律上では婚姻が認められていない状態だった。

「婚姻届を出すにあたって旦那側の書類がいろいろと必要で、住んでいる区に電話で問い合わせたのですが、担当者によって毎回言われることが違うんです(苦笑)。ある担当者に言われて用意した書類が、別の担当者からは『それは要らない』と言われたり。逆に『この書類を準備してください』と言われた書類を取り寄せようと、大使館に連絡したら『その書類はインドでは発行してない』と言われてしまって……(苦笑)」

 厚生労働省のデータによると2023年の婚姻数47万4741件のうち、夫婦の一方が外国籍である数は1万8475件で、全体の約3.9%だ。決して「レアケース」というわけでもないが、高槻が婚姻届を出そうとした区役所にはインド人と日本人の結婚の事例がなかった、もしくは乏しかったようだ。

 困惑した高槻は、同じくインド人男性と国際結婚した他県在住の友人にアドバイスをもらい、「友人はこの書類で受理された」と伝えるも、区の担当者からは「でしたら、そちらのほうで出してください」と取りつく島もない様子だったという。

「私も負けず嫌いなので、『じゃあいくら時間かかってもいいので、私たちがここで例を作ります』って言って、とりあえず必要だと思う書類を提出したんですよね。

 それから2ヶ月間、何もなかったのですが、急に区役所から電話が来て。旦那の本人確認や、詐欺防止のためのパーソナルな質問にいくつか答えたら、『確認取れましたので受理できました』と言われました。苦労はありましたが、あっけなく受理されました(苦笑)」

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