警察、メディアから無数のフラッシュを浴びる竹内若頭
「六代目山口組から断りを…」
しかし、この盃儀式はなかなか実施されないまま、急展開を迎える。
「11月上旬に再び竹内若頭が稲川会本部を訪れていて、内堀会長と再度面談をしたと見られている。さらにその数日後、今度は住吉会が六代目山口組を訪れています。
住吉会トップの小川修司会長をはじめ最高幹部が、会場となった山口組傘下組織に顔を出したことが確認されている。どういった話が交わされたかは定かではないが、この盃は破談になったと見られている」(前出・警察関係者)
六代目山口組は情報統制に人一倍注意を払っている組織だ。そのため、前出・実話誌記者も「最高幹部の盃が事前準備段階で話が漏れるとは考えにくい。相当な調整を重ねてきたはずだ」と、情報が漏れたことによる中止は考えられにくいと指摘する。
「六代目山口組側から中止を申し込んだと言われていて、組織内で何かしらの協議が行なわれたのは間違いない。暴力団組織は傘下に多くの組織を抱えていて、大なり小なりの遺恨がある。
盃が血縁関係よりも重要視される世界であるため、そう簡単には組織間友好は実現し得ない。山口組分裂抗争が終結しましたが、対立組織は健在。稲川会、住吉会のなかにはその分裂組織と親しい最高幹部も少なくない。たった一つのトラブルで再び緊張関係に陥る危険性を孕んでいます」(前出・実話誌記者)
再び市民に危険が及びかねない抗争だけは避けねばならない。
