カニエ(左)とビアンカ・センソリ(右)(画像は編集部にて一部加工、Getty Images)
「施設側は規約上で『家族向け環境において不適切と見なされる可能性のある、肌を過度に露出する性質の衣服』を禁止しており、これに女性の服装が該当したようです。女性側は自身のTikTokでコメント。『ジムに通っている人であれば、アスレジャーが問題ないことは知っている。なぜ裸同然のような扱いを受けなければならないのか』との意見を表明しました。この件についても世間の反応は賛否両論でした」
アスレジャーが流行しつつある背景について、ファッション編集者の軍地彩弓氏が解説する。
「新しいラグジュアリーという捉え方」
「アスレジャーは、ここ5年間ほど人気のスタイルです。特にコロナ禍以降、ヘルシー志向や健康志向が強まってきたことで、スポーツアイテムを日常的に着るといったトレンドがニューヨークやロサンゼルスで流行したという背景があります。
日本人にとってはヒップラインが露骨に見えるような服装は“不適切”と感じる人もいるでしょうが、海外の女性にとっては鍛えあげた美しいボディーラインを見せることが1つの勲章であり、それが新しいラグジュアリーという捉え方もあります。そうした海外のトレンドが波及して、日本でもレギンスを普段着として取り入れる人たちが増えてきました」
アスレジャーは日本でも芸能人ら感度の高い人々の間で支持を広げている。
