エスカレーターのふもとには瓦礫の山が
12月8日深夜、突如として安らかな眠りを破ったマグニチュード7.5の地震。最大震度6強を記録したこの地震の影響で、北海道から東北の太平洋沿岸部に一時、津波警報や注意報が発令された。
翌9日未明には久慈港で70センチ、浦河で50センチ、そして八戸港でも40センチの津波が観測された。北海道、青森、岩手を中心に50人以上が重軽傷を負ったものの、現時点で死者は確認されていない。命が助かったからといって「よかった」で終わるほど、現実は甘くはない。NEWSポストセブン取材班が八戸港付近へ足を運ぶと、そこには数字には表れない“二次被害”が広がっていた──。
