未成年のときは”ヤンチャ”で済んだが……(読者提供)
バイク改造、万引き、未成年飲酒…
容疑者は埼玉県朝霞市の市立中学校出身。バスケ部に所属しながら、この頃からすでに不良少年として有名だった。中学校卒業後は県立高校に進学するも、すぐに中退。ますます荒んでいったという。地元の知人が語る。
「主に朝霞市と新座市の不良が集まる、十数人のグループに属していて、当時からワルいやつでした。村上はそいつらと公園やゲーセンでたむろしては、夜な夜な改造バイクに乗って集まったり、万引きや未成年飲酒を繰り返したりしていた。
ただ不良グループと言っても暴走族のようなものではないです。バイクも改造していたけれど、本格的に走る感じのマシンではないように見えました」
前述の斉藤容疑者もこのグループに属しており、すでにこの頃から“悪友”だったようだ。あるSNSアカウントには、まだあどけないふたりが、仲睦まじそうに写る写真も残されている。
「とにかく、ろくでもないグループでした。中には真っ当に生きているやつもいますが、この集団に属していたある男は、家屋の点検詐欺まがいのことを繰り返していて、昨年行政指導を食らっている。斉藤もそうですが、新座のやつなんかは、当時から流行っていたヒップホップにかぶれて、大麻を吸ったりして悪ぶっていたのでサムかった」(同前)
とはいえ、当の村上容疑者はというと、当時はそれほど凶悪な男でもなかったようだ。
「暴力的でもなく、グループでは控えめな印象でした。鈴木くん(仮名)という結構荒っぽい同年代の不良がいたんですが、いつもそいつの隣にいるイメージ。先輩にはヘコヘコ、後輩にはスカすような“腰巾着タイプ”だった。
擁護する気はまったくないですが、見た目もガリガリでビビりだったから、自発的にすごく悪いことができるような人間じゃないと思っていました」(同前)
一方、「女性にはわりとモテていた」(前出・知人)ようだ。男が通っていた高校の関係者が作ったと思われるXアカウントには、学校行事の“美女男女コレクション”にエントリーする、当時高校1年生の村上容疑者の姿が確認できた。
