全国を転々としていたという容疑者
「転々としてソープの出稼ぎをしていた」
「私は単なる知人で、全額回収にも成功しました。ほかにも何人もの人から同じような被害の連絡を受けていますが、回収できたのは私だけだと思われます。容疑者はかつて吉原の店で働いていたのですが、あまり出勤しなかったためすぐにクビになっています。ろくに働いてもいないのに“高級店在籍”という経歴を使って、福島や茨城、福岡など各地を転々としてソープの出稼ぎをしていた」
容疑者は1993年4月、群馬県前橋市に生まれた。県内の私立高校を卒業後、保育系の短大に進学。幼稚園教諭になるが、およそ1年で退職し、2014年の春ころからアパレル店員に転職している。風俗嬢になったのは2015年以降のことだ。
前出の被害者がこう続ける。
「色仕掛けをされた人もいると思いますが、特段美人というわけではない。でも、とにかく口がうまいんです。手口としては『元カレの親が借金していてヤミ金に追われてる』『親の会社が倒産して』『客の子どもを妊娠してしまったので中絶したい』など。あの手この手で泣き落としをしてくる」
頻繁に源氏名を変え、全国で“風俗出稼ぎ”していた容疑者。逮捕直前まで勤務していたという、福岡県のある風俗店に電話をすると、担当者がこう答えた。
「たしかに在籍していましたが、1か月も経たないうちに辞めたのでほとんど記憶にない。ある日、突然連絡が取れなくなって“飛んだ”んです。まさか逮捕されていたとは……。訳ありの子が多い業界ではありますが驚きです。特にトラブルもなかったですが、売れている嬢ではなかったですね」
数多の男性を手玉に取った“詐欺師風俗嬢”。犯行のきっかけには“あるホスト”の存在があるという──。
