ジュリーもチャールズ国王もピーマンも今年で78歳(イラスト/佐野文二郎)
放送作家、タレント、演芸評論家、そして立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、2026年の楽しみについてお届けする。
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2026年、本年もよろしく。
オールドメディアとしては読者あっての雑誌界、リスナーあってのラジオ界であります。イラストの佐野クンにいつも描いてもらっている私の年賀状、今年は私もアイディアを出しまして、これが殊の外大好評。中央に私がいて、後ろにジュリー(沢田研二)とチャールズ国王、私の右手にはピーマン。下のコピーが「ジュリーもチャールズ国王もピーマンも今年で78歳。皆あいにく元気です」という頓知のきいたもの。この年令でこんなこと言ってるの私くらいのものでしょう。
さあ2026年一体何が起るのか。何たって楽しみなのは柔道金メダリストのウルフアロンがプロレスデビューだ。この号が出る時は試合(1月4日)は終わっているが東京ドームの熱狂はどうだったのか。暮れにはフワちゃんもプロレス再デビュー。久々にまたプロレスブームかも知れない。そこのところ、どうなの新日本プロレス・棚橋社長?(頭のいい人なのだ)
大河ドラマは『べらぼう』が感動的に終わって今年は『豊臣兄弟!』。江戸の町人ものという初の試みだった『べらぼう』、我々東京っ子の血も騒ぎました。いっそのこと江戸っ子もの第2弾としてBSでもいいから『あたぼう』ってのはどうか。この言葉、ちゃんと広辞苑にも載っているし落語を聞いてる人なら知っている。「当り前だ、べらぼうめ」を略して「あたぼう」だ。分かりきった事という意味。
たしか『徹子の部屋』が放送開始50年、『笑点』が60年。よく覚えている。その前は『金曜夜席』といって夜の10時半頃から放送していて、小説『氷点』が大ブームとなったので不毛の地日曜夕方へと移り、シャレで『笑点』となった。私が高校時代の話である。そうそうその頃武道館で生で見たのがビートルズ。あれから60年たつのだ。
そうだWBCで大谷選手も楽しみだし、ミラノの方では冬季五輪もあるでしょ。サッカーだってW杯、こりゃ忙しいな。
私個人的に嬉しいのは建替えで閉店してた「三省堂書店 神保町本店」が春には完成すること。本好きな連中はワクワクだ。それに比べりゃ時間がかかりすぎた「サグラダ・ファミリア」が年内に完成とか?
補足資料として生誕100年の人。森英恵、菅井きん、小川宏、安藤昇、マイルス・デイビス、渡辺恒雄、マリリン・モンロー、山岡久乃、今村昌平、石井ふく子、山口瞳、八波むと志、佐田啓二。すごすぎる。
※週刊ポスト2026年1月16・23日号
