安芸乃島が「三役の時は勝てると思うのだが…」
横綱昇進から金星初配給まで3場所と2日という史上2番目の長い期間にわたり金星を与えなかった記録を持つ元横綱・北勝海の八角理事長は取材にこう答えた。
「2人の横綱はよくやっていますよ。今は三役が少ないので仕方がないかもしれない。私は三役が長かったので(自分が獲得した)金星は1個しかないが、平幕の時は金星のことはあまり考えたことはなかったし、横綱になっても(金星を)意識したことはなかった。
ただ、私は高田川(安芸乃島=当時)が三役の時には負けないのだが、平幕に落ちたら負けちゃう。逆に意識しちゃうこともありますよね。三役の時は勝てると思うが、平幕に落ちた時はなんか嫌な感じがするんだよね」
元関脇・安芸乃島の高田川親方は現役時代に歴代最多となる16個の金星を獲得しており、そのうちの4個が横綱・北勝海だった八角理事長からのものだった。
前述の通り、金星を配給すると持ち給金が10円上がって相撲協会の出費は増えることになるのだが、八角理事長はこう語った。
「下位の力士(平幕)が頑張っているということですから、結構なことじゃないですか」
そして大の里が伯乃富士に3個目に金星を与えたことについてもこう話した。
「そのうち伯乃富士が三役を経て大関、横綱になるから心配ないですよ。金星が多いからといって褒められることじゃない。早く三役になって、さらにその上を目指してもらいたいと思いますね」
土俵の大波乱は若手の躍進でもあるのだ。