おかだとオリックスの2025年の全試合を追ったドキュメント映画が公開(イラスト/佐野文二郎)
放送作家、タレント、演芸評論家、そして立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、「ますだおかだ」おかだに密着したバファローズ応援ドキュメンタリーについてお届けする。
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今や弱小軍団“松竹芸能”の大黒柱「ますだおかだ」のおかだが1月9日私のラジオにやって来て「出た、ワォ! 閉店ガラガラ、言うてる場合か」といきなり飛ばす。
「センセとも長いつきあいですよ。我々が結成1年目、大阪のABCの漫才大会で優勝した時。覚えてまっか1年目ですよ」「覚えてない」
「なんとその時の審査員が高田センセ。そして2年後、伝説の“GAHAHAキング”、干されていた『爆笑問題』が10週勝ち抜いてチャンピオンになって大復活、二代目チャンプが早逝した天才ふたり『フォークダンスDE成子坂』。三代目が『ますだおかだ』。優勝したのは3組だけなんですが当時の凄腕ばかり。ますだが気付きました。『GAHAHA』はみな『田』が付く。太田と田中、桶田と村田、ますだとおかだ。5週勝ちぬいて次に来てたのが『海砂利水魚』(現くりぃむしちゅー)の上田と有田、そして審査員が高田です」。本当だ、みごとに「田」ばかり。
「それよりこれ」とチラシを置いて行った。芸能界広しといえどもオリックスファンを公言してるのはおかだだけ。なんと熱狂するおかだとオリックスの2025年の全試合を追ったドキュメント映画が完成公開(主に関西方面で上映)『オリックス・バファローズ 2025 DETA! WAO! OKADA THE MOVIE』。WBCが始まる前に是非。
12日はラジオゲストにこれまた天才みうらじゅん。「今年来そうなのはなにかね?」「人魚! もう人魚ブームがヒタヒタとそこまで来ている」と熱弁。丁重にお帰り頂く。駐車場へ降りるとさまぁ~ず三村とバッタリ。三村が「見ましたよ、ポストの絵、私のうしろで婆ァ芸者がナナメッちゃってるの」。墨田区の湿地状況など立ち話。
渋谷PARCO劇場へ行って志の輔の恒例1か月公演。「昇太、塙に次いで私の三人目の会長だ(立川流)」とメモ入れといたら、いたく喜ぶ。新作二席と人情噺「浜野矩随」。浜野も志の輔も早く「国宝」にしちゃえばいいのに。国も、ものが分からないから。
14日は聞けるうちに聞いとかないとと思い、長老野末陳平(94歳)を囲んでランチする私と一之輔、談笑、志らら。いちばん食べて喋ってるのが陳平先生、4時間半(うち2回食事)。若き日四谷の野坂昭如の父の家にタダで2年間居候してた話など初耳。
16日は「クレイジーケンバンド華麗なるツアー」LINE CUBE SHIBUYA(前の渋谷公会堂)。剣さん「俺も渋谷系、渋公は紅白歌のベストテンに8時だョ全員集合! そして堀越行ってたから卒業式はここ渋公。そして目の前の富ヶ谷生まれが高田センセー!」イエ~ッ。
※週刊ポスト2026年2月6・13日号
