デート中もスマホでAIとやりとり(写真提供/イメージマート)

デート中もスマホでAIとやりとり(写真提供/イメージマート)

「どんな相談をしても、的確な回答を返してくる。暇つぶしや簡単な調べものにはもってこいと思いましたね。彼氏と行く旅行先を考えてもらったり。AIはすごいんですよ、確かに」

 こう話すのは、関西地方在住の会社員女性。AIはすごい、と認めるものの、今ではすっかり「反AI派」に転向したのだという。

「デート中や二人でいるときも、スマホを使ってAIとずっとやり取りをしている。確かに便利ですけど、二人でいるんだから、私にも相談してよ、話かけてよと思っちゃって」(会社員女性)

 女性は「我慢」していたが、やがて決定的なことが起きた。

「メッセージのやり取り中、些細なことでケンカになったんです。それで彼から送られてきたのは、私たちのやり取りを見たAIが”彼女の方が悪い”と回答した画面のスクショ。二人のことなのになんでAIに聞くの? 何でもかんでも母親に相談する男性と変わらない、という見方しかできなくなりました」(会社員女性)

 もはや、マザコンならぬ「AIコンプレックス」になり果てた彼氏とはほどなく破局を迎えたという。

AIに頼るというより手抜き

 さらに、その道の”プロ”ですら、似たような状況に追い込まれているという証言も。都内の出版社社員が打ち明ける。

「出版業界でも、取材音声の文字起こしなどにAIを活用しているのですが、若手ベテラン問わず、原稿書きにもAIを活用するようになりました。便利でしょうが、毎回、記事のトーンが違ったり”てにをは”の使い方など、ライターさんの個性が一気に消えてしまう。AIを使うと、誰が書いたかわからない、画一的な記事になりやすいのです」(出版社社員)

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