立川談春一覧/3ページ

【立川談春】に関するニュースを集めたページです。

大野智 忍者役がハマるワケは「人を煙に巻く空気感」 
大野智 忍者役がハマるワケは「人を煙に巻く空気感」 
 嵐・大野智(36)が忍者役を演じた映画『忍びの国』。これまで『世界一難しい恋』での社長役、『怪物くん』などでの怪物くん役などを演じてきた大野が今回、挑戦した役は忍者だ。それが見事にハマっていると公開前から評判は上々だ。役者・大野智の魅力についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * そんなわけで、大野智、跳んでます!! 7月1日公開の映画『忍びの国』の話である。舞台は、天下統一を目指す織田信長も手を出さなかった伊賀の国。主を持たぬ忍びの国と織田勢がついに激突した「天正伊賀の乱」がテーマとなる。 物語のポイントは、大野演じる主人公の忍者・無門が、正義の味方でも人気者でもなんでもないところ。映画の予告編で「人を人とも思わない忍び」と言われている通り、ひたすら美人妻お国(石原さとみ)に気に入られたい無門は、たとえ同じ伊賀の人間だろうが、ギャラが出れば平然と抹殺する。他人の生死にも目の前の戦いそのものにも関心がまるでない。忠義も情けも持たない「人でなし」無門ら忍びが、戦国武将たちに「術」をかける…っていったいどうやって!? 人でない役?と聞いて、大野の代表作『怪物くん』や『死神くん』を思い出す人も多いはず。人間離れした役は彼の得意技。ハードなワイヤーアクションもこなした忍者大野は、どっから跳んでくるんだよ?と思える高さから矢のように飛んできて、にっこりしたりする。大野智は、この映画でも正しい道を突き進んでいるのである。 先日、大野はNHK『あさイチ』に生出演。視聴者から大量のメッセージや似顔絵が送られていたが、本人はいたって淡々といつものテンション。そんな中、面白かったのが、映画で共演した立川談春と中村義洋監督の会話だ。 現場の大野について、談春が「人を緊張させない」つまり「ぼーっとした男」と言えば、監督も普段は、「嵐感も芸能人感も何も感じない」とあっさり評価。しかし、いざ立ち回りとなると、用意したスタントマンが要らないほどすごい動きを見せたと高く評価したのである。 私も長年、忍者映画・ドラマを見てきたが、『忍びの国』を見て、大きな見所は、独特の忍者の戦いっぷりにあると思った。忍者といえば、物陰から手裏剣など飛ばし、あまり姿を見せないイメージかもしれないが、無門は、敵と一対一、ものすごい接近戦で戦うのである。 手にしているのは小刀で、息がかかるほど近い距離では演技とはいえ、かわすだけでも大変だ。監督は、大野が家で立ち回りを特訓していたに違いないと指摘。その言葉を受けた大野も「家でやってました」とすんなり認めたのだった。普通、こういう展開だと「そんなに練習してないですよ」などと言う俳優も少なくないのだが、なんでしょう、この素直な感じ? その後、『嵐にしやがれ』も、映画公開直前ということでゲストが石原さとみ。大野とふたりで人気のグランピングにお出かけ。その様子を見た出川哲朗に「石原さとみちゃんとロケに行って、なんであのテンション!?」と突っ込まれると、本人も「俺、普通だな…」とこれまた素直すぎる感想を述べていた。 自宅で熱心に稽古するエンターテイナー魂とフラットなこの存在感のギャップ。本人は意識していないかもしれないが、いつのまにか人を煙に巻く空気こそが、大野智の個性であり、特殊能力。『忍びの国』は、この能力なくしてはできない映画だった。
2017.06.28 07:00
NEWSポストセブン
立川談春 大騒動となった弟子のドタキャン事件の顛末
立川談春 大騒動となった弟子のドタキャン事件の顛末
 修業とは矛盾に耐えることだ──落語家・立川談春(49)は、著書『赤めだか』で師匠・立川談志から入門前にそう教えられたことを綴っている。それから32年、いま彼の弟子もまた、この師匠の弟子であることに耐えていた。 昨年、ドラマ『下町ロケット』(TBS系)で殿村部長を好演して以来、落語界だけでなく、お茶の間にもその人気が広がった立川談春。また、昨年末には『赤めだか』がドラマ化され、師匠である故・立川談志との想像を超える師弟関係にも注目が集まった。 そんな談春だから、自らの弟子に対してもとにかく厳しい。ある落語関係者が声を潜める。「談春さんは、一番弟子の女流噺家・立川こはる(33)の公演を巡って、興行主である席亭と揉めに揉めたそうです」 事の発端は2月20日に遡る。この日、こはるは名古屋・大須演芸場で春風亭小朝の弟子の春風亭ぴっかり☆(34)と『こはる&ぴっかり☆二人会』を開催する予定だった。この公演の席亭は『寄席演芸工房 せいしょう亭』。「若手女流2トップ」と称される2人だけに、チケットはほぼ完売していた。せいしょう亭関係者が語る。「前日になって急遽、こはるから『インフルエンザになった』と休演の申し入れがあったんです」 席亭のせいしょう亭は東京から代役を呼び寄せたり、こはるファンには返金に応じるなど、対応に追われた。 だが、公演当日の夜、思わぬ事実が明らかになる。同日に埼玉・戸田で行なわれた談春の独演会の前座として、インフルエンザだったはずのこはるが高座に上がっていたのだ。「これを知ったせいしょう亭は、こはるに事情説明を求めました。彼女は『インフルエンザと思われる症状が出たので欠席の連絡をした。しかし翌日、再検査をしたら陰性だった。そこに師匠に独演会に呼ばれたので同行した』と釈明をした。 もちろん、こんな説明では納得がいかないせいしょう亭は『もう二度とこはるは大須には出さない』と激怒していました」(同前) ファンからも不満の声が上がった。せいしょう亭のホームページには〈(こはるに)スジを通してもらうべき〉といった書き込みが殺到。さらに、その怒りの矛先は師匠の談春にも向けられた。〈談春さんが配慮に欠けてたと、私は思ってしまいました〉といった批判コメントまで出る始末。 大騒動となったドタキャン事件。いったい何があったのか。そもそもこの種の「二人会」を師匠の許しなしで行なうことは落語の世界ではあり得ない。ましてや立川流では絶対にない。 どう考えても、こはるが何らかの理由で師匠・談春をしくじって、「二人会」をドタキャンさせられたのは間違いない。談春も理由はどうあれ、ドタキャンした弟子を同日の別公演に連れていくこと自体誤解されても仕方ない。その上、高座に上げてしまったのはさらにまずかった。◆弟子のしくじりが師匠を育てる 談春に真相を確かめるため直撃すると、「おい! オレがどう考えてるって何についてだよ!」と激昂し始めた。記者が、こはるが『二人会』を休演して談春の独演会に出ていたことに関して師匠としてどう考えているか、と説明しても、「おい、インフルエンザが仮病だっていいたいのか?」と怒りは収まらない。その後10分ほど押し問答を続けると、談春も冷静さを取り戻し、こう語った。「オレにもわからないところもある。師匠としては、それなりのことはしたつもりだ」 談春が言う「それなりのこと」とは、4月16日に行なわれた『こはる&ぴっかり☆二人会』の“お詫び公演”のことである。「話し合いの結果、『二人会』に談春さんも出演して、お詫びに一席打つことになったんです」(前出・せいしょう亭関係者) 公演当日、こはるに続いて登場した談春は「こはるの謝り方はなっちゃいない」「弟子のしくじりが師匠を育てる」とひとくさり。その後、間抜けな与太郎がしくじりを繰り返す「かぼちゃや」という噺を披露し、高座を降りる際には、舞台袖のこはるに羽織を投げつける暴れっぷりで、会場は大爆笑に包まれたというから、さすがというべきか。 せいしょう亭にも顛末について聞いたが、「その件はカタがついたこと。ノーコメントです」と言う。 真相はどうもわからないのだが、談春が弟子に厳しいのは談志譲り、あるいはそれ以上か。そういえば春風亭一之輔のCDで枕に、こはるの過剰なほどの礼儀正しさについて「やっぱり立川流は私らの一門とは違いますねェ」と驚き呆れるエピソードが録音されている。前出の落語関係者は言う。「談春一門は弟子が逃げ出すほど厳しいことで有名です。談志がそうだったように、芸以前に、生活態度や師匠との接し方などで、何の気なしに言ったひと言、よかれと思ってしたことで激怒されることもある。常識からすると理不尽なことに、いまどきのゆとり世代は耐えられないでしょう。 3年ほど前は7人いた弟子は、いまではこはるひとりです。そのこはるにしても、他の一門に比べはるかに長い前座修業をつとめようやく二ツ目になった。よく耐えて偉いですよ」 談春の師匠・談志も弟子に対して苛烈だった。2002年には「意欲が感じられない」と前座6人を全員破門にした。また談春自身も「魚河岸で働いて、礼儀作法からみっちり身につけてこい!」という談志の突然の思いつきで、築地市場で1年間働かされた過去を持つ。 談春がこはるにした仕打ちこそ立川流の「本寸法」なのかもしれない。 落語の世界には「師匠選びも芸のうち」という言葉がある。こはるは談春を芸の糧とできるか──。※週刊ポスト2016年5月20日号
2016.05.10 11:00
週刊ポスト
独演会も開催する風間杜夫 落語に魅せられた理由とは
独演会も開催する風間杜夫 落語に魅せられた理由とは
 楽屋の風間杜夫(66)は、びっしりと鉛筆書きしたノートに目を通し、低く小さな声で噺をさらっている。茨城・下妻での落語独演会。この日用意した演目は「湯屋番」と「火焔太鼓」の2席。タバコをくゆらせながら、ひたすらノートを読み、呟き続ける。 楽屋を出た風間は、出世作となった映画『蒲田行進曲』の出囃子が流れる中、高座に上がった。「世田谷三軒茶屋に生まれ、都会生活をしているので、下妻のような穏やかな所に来ると心が洗われます」と「まくら」を始めると、あっという間に観客たちはその軽妙な語りに引き込まれていった。風間の落語とのつき合いは長い。「子どもの頃は茶の間にテレビがない時代でしたから、ラジオの寄席番組を楽しみにしていました。おじいちゃんが持っている落語全集に載っていた小噺をオープンリールのテープレコーダーに吹き込んで遊ぶような子どもでね。浅草での墓参りのついでに寄席に行ったり、デン助劇場や女剣劇みたいな大衆演劇に親に連れて行かれたりしていたから、いつしか日本の古典的な話芸にひかれていったんでしょうね」(風間。以下「」内同) 俳優業のかたわらで、本格的に落語に取り組み始めたのは17年前。立川談春の独演会に誘われ、人前で初めて落語を披露した。このとき舞台袖で噺を聞いていた柳家小さんの孫である柳家花緑に、「いやー、風間さん、大したものです。お上手です。お見事です」と言われたことが、「落語家」風間杜夫のその後を決定づけた。風間は先の独演会の「まくら」で、そのときのことをこう開陳した。「褒められて悪い気はしませんもので、私も『恐れ入ります』なんて言って聞いていたんですが、そのとき思いましたね、『柳家花緑という男、年は若いがさすがにサラブレッド、人を見る目が違う。褒める人間を間違えていない』とね。『それじゃあ、やってやろうじゃねえか』と調子に乗り、落語をやっているところがございます」 言い終わらぬうちに会場はどっと笑いに包まれていた。風間は、落語に魅せられた理由をこう語る。「歌舞伎の役者だったら女形ができるんですけど、僕らはできない。まあ、若い頃はオカマの役もやりましたけど(笑い)。落語の世界で、色っぽい年増の女将さんやお抱え者みたいなのをやっていると、楽しいんですよ。たとえば、桂文楽師匠で知られる『夢の酒』という噺では、焼き餅焼きの女房、ご新造さん、がさつな女中と3人の女性が出てくる。いろんな女性を演じられるのが、おもしろいんです」 これまでに、風間は滑稽噺を中心に12本の古典落語をものにしてきた。「年に1本ペースで覚えてきたけれど、最近はいままでやった演目をこなれた形にしたいという思いが強くなってきた。覚え方としては、まず噺を飽きるまで繰り返し聞いて、文字に起こします。志ん生師匠なんて何を言っているかわからないところもあるので、本で補完したりしながら、1冊の台本に仕上げます。それを自分の声で吹き込んで、今度は耳で覚えていくんです」 着物に羽織で高座に上がる風間には、すでに大御所の風格がそなわっている。舞台やドラマ、映画で忙殺されているにもかかわらず、なぜ風間は一級の落語家となりえたのか。 風間は、1970年代から80年代にかけて、演出家のつかこうへいの下で活躍していた。落語家としても、つかからの薫陶があったのだと風間は言う。「つかさんから叩き込まれたのは、『その役者がつまらないのは、そいつが人間としてつまらないからだ』ということでした。つまり僕がチャーミングじゃなきゃ、僕の落語は受け入れられない。古典落語のおもしろい噺であっても、おもしろくない人が語ると、おもしろくなくなっちゃうんです」 風間の魅力とは、半世紀に及ぶ役者人生がもたらす分厚い人間力に他ならない。それが落語に何とも言えない深い味わいをもたらしているのである。◆かざま・もりお/1949年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部(演劇専修)を経て、1977年よりつかこうへい作品に出演し人気を博す。1983・84年日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、1989年日本アカデミー賞優秀主演男優賞、2003年文化庁芸術祭賞演劇部門大賞など多数受賞。2010年紫綬褒章受章。6月29日からは東京・池袋の「あうるすぽっと」で、一人芝居『正義の味方』が上演。撮影■江森康之 取材・文■一志治夫※週刊ポスト2016年4月15日号
2016.04.06 07:00
週刊ポスト
電波少年でブレイク「ケイコ先生」 「一生やる」と浪曲師に
電波少年でブレイク「ケイコ先生」 「一生やる」と浪曲師に
『進ぬ!電波少年』(日本テレビ系)で、家庭教師・ケイコ先生としてブレイクした春野恵子。その後、バラエティーやドラマなどで引っ張りだこの人気者となったが、やがてテレビから離れ、2003年からは浪曲師として再スタートした。浪曲師になるまでと現在の活動を、春野に聞いた。――浪曲師になったいきさつを教えてください。春野:きっかけとしては、『電波少年』が終わって、一番最初に出たラジオ番組で、春風亭昇太師匠と知り合うことができまして、落語を聞きに行ったんです。すごい衝撃を受けました。着物を着た人が座布団の上で、扇子と手ぬぐいだけでお話しているのに、目の前に映像が浮かぶんです。 それまで私は、落語、講談、浪曲などを、全然知らなかったんです。世の中にはテレビには映らないけど、そういう面白いものがいっぱいあるんだなって気づけた瞬間でもあって、そういうものを自分で見つけたいと思うようになりました。 まずは、落語を聞きに行くようになって、立川談志師匠、立川志の輔師匠、立川談春師匠、春風亭昇太師匠、いろんな方々と出会わせていただきました。そして講談目当てで浅草に行った時にやっていた浪曲を聞いた時、これだと思っちゃったんですね。 小さい頃から時代劇とミュージカルが好きだったので、まさに2つを足して2で割ったものだなと思いました。こんなものがあったのかって。自分がやりたいものは、浪曲をやれば全部叶うなと思ったんです。――すぐに浪曲師になると決めたんですか?春野:浪曲を初めて聞いた日に、明け方まで悶々と考えました、鼻血が出るくらい興奮しながら考えて、とにかく、「一生やろう」とだけを決めて。なにがあっても辞めない、どんな下手くそでも、一生やる、と。朝4時に寝ている母を叩き起こして、「私、浪曲師になるから!」って宣言しました。母は、はあ?って感じでしたけど(笑い)。――それから、どんな行動を?春野:浪曲師として第一線で活躍されていた国本武春師匠に、浪曲師になりたいと相談させていただいた時、「関西に春野百合子というすごい師匠がいるよ」って教えていただいたんです。師匠の浪曲の音源もいただいて、聞いてみたら格好いいなって。 ちょうどそのころに談志師匠に、浪曲師になりたいということは言わずに、「浪曲を聞くなら、どなたがおすすめですか?」って聞いたら、「女流ならやっぱり、春野百合子だね」とおっしゃって。“談志も認める春野百合子”というのも、後押しになったのかもしれません。――そして、弟子入りすることに。春野:東京から大阪に行って、国立文楽劇場の楽屋まで押しかけて「弟子にしてください」と。師匠は、東京から浪曲やりたいって来られても、どうせ続かないだろう、って思っていたようで、正式に弟子と認めていただくまでに半年かかりました。  浪曲師が長者番付のトップ3取っていた頃だったら、声がいい人はみんな浪曲師になる、という時代もありましたけど。今は、浪曲ってなに?って時代ですから。食べていけるかわからないのに、と武春師匠にも言われました。 でも私は、やっと一生やっていきたいと思えるものに出会えて嬉しかったので。そう思えるものにはなかなか出会えない、ということもわかっているので、これを絶対手放したくないのはありました。――それから、東京から大阪に通うことに。春野:1か月に1回か2回、夜行バスで大阪に行っていたんですけど、半年くらい師匠にお稽古していただくと、もっと早く上手になりたいという気持ちが強くなってきました。半年の間に家庭教師のアルバイトをしてお金を貯めて、大阪に引っ越したんです。――弟子入りの修業中、収入ゼロ?春野:そうです。なので、最初は貯めたお金で、岸和田にウィークリーマンションを借りました。お金がないので、お買い物をするのは2桁縛り、99円以下と決めていました。 私が借りてたウィークリーマンションって、光熱費ただで使いたい放題でした。でも、寒い1月に移り住んで、温度を30度の強にしても、隙間風が入って寒いんですよ。だから毛布を被りながら、師匠の浪曲を聞いて稽古をしていました。浪曲って譜面が一切ないんです。どこで伸ばして、どこで止めるのか、ひたすら聞いて覚えるしかない。――大阪に来て、頭を丸刈りにしたそうですね。春野:3mmに刈りました。ケイコ先生ということを誰にもばれたくなかったんです。私の人生、ちゃんとゼロからスタートするんだという決意でした。携帯を解約して、交友関係もリセットして、誰とも連絡を取りませんでした。――浪曲だけで食べていけるようになったのは、大阪に行って何年後?春野:初舞台から2、3年後です。お陰様で、今では年間200ステージくらい、舞台に立たせていただいています。――『電波少年』での経験は今、生きていますか?春野:正直、浪曲師になって舞台に立ち始めたばかりの頃は、司会者に、“なんと、あの進ぬ『電波少年』のケイコ先生が浪曲師になって”、と言われるたびに、なんでそんな余計な事言うんだって思っていました。でも、たくさんの人に浪曲を聞いてほしいと思うようになってから、ケイコ先生やっていて本当によかったって。 それがきっかけで浪曲を聞いてくれるようになった人もいっぱいいますしね。今ではすごくありがたいなって思っています。【春野恵子(はるの・けいこ)】7月22日生まれ。東京都出身。『進ぬ!電波少年』(日本テレビ系)の企画「電波少年的東大一直線」でブレイクし、その後、バラエティーやドラマ『救命病棟24時』(フジテレビ系)などで活躍。2003年に女流浪曲師・春野百合子に師事し、春野恵子となる。3月1日、大阪市北区のROYAL HORSEで『春野恵子の洋楽一直線!~浪曲POPS偉人伝 The Live~』が行われる。
2016.02.27 07:00
NEWSポストセブン
NHKあさが来た 山内圭哉演じる「雁助ロス」の影響大
NHKあさが来た 山内圭哉演じる「雁助ロス」の影響大
 脇役が光るのが人気ドラマの常。今回の朝ドラも例外ではない。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘した。 * * * 世の中はまだ「五代ロス」の余韻に浸っているかもしれない。 NHK朝ドラ『あさが来た』で五代友厚を演じたディーン・フジオカが巻き起こした爽やかな風。その後もあちこちの番組にヒッパリだこの状態を見ると、その風は「旋風」と呼ぶべきかも。 でも私には「五代様」以上に「ロス」を恐れる存在がいる。『あさが来た』の世界をずっと支えてきた人。ドラマのスタート当初から4か月も出続けているのに、過度には目立たず、きちっと脇で空気を締めてきた、いぶし銀のような存在。両替商・加野屋の屋台骨の一つに、間違いなく数えられるあの人。 そう、「雁助」さんだ。 最近は多少、露出も増えた。友近演じるうめとのロマンス話で顔アップの機会も増えたけれど。それだって合計すればほんの数十分程度? さして長くはない。しかし、雁助が画面から「いなくなる」となるとなれば、影響は実に大きい。 雁助の口調、身のこなし、表情の作り方。使用人の筆頭である大番頭はこうあって欲しいというフィット感。生粋の大阪弁、滑らかな商い言葉は言うに及ばず。眼光鋭く、コワモテ。安易な妥協はしない。銭を扱う商いとは、こういう人が大番頭として締めるところをビシっと締めるから成り立つのだな、と納得させられてきた。 その「両替商」という商いが消滅し、近代的な「銀行」に転換する。時代の波の中での劇的変化を、「雁助」の存在がまさに象徴している。存在は噛みしめるほどに深い。「雁助ロス」の喪失感を考えると怖ろしい。「雁助」を好演しているのが山内圭哉という役者さん。カツラがあまりにも自然で、着物姿もこなれていて、時代劇か松竹新喜劇などで地道に活躍してきたベテラン舞台役者かな? という第一印象だった。 ところが。なんと、子役あがりと聞いてビックリ。映画『瀬戸内少年野球団』(篠田正浩監督)にも出ていて今はパンクミュージシャンでもある個性派と聞き、二度ビックリ。ますます今後の活躍に期待したくなる逸材だ。 雁助とは、単なる脇役ではない。見る者の印象に強く残る「名脇役」だ。 主役の周囲にいる付け足し的な存在ではなくて、その脇がいるからこそ中心(加野屋)が輝くという効果を、最大限発揮している。たとえば寅さんにおける、おいちゃんやタコ社長みたいに。あるいは小津安二郎監督『東京物語』の、東山千栄子や杉村春子のように。 振り返れば、昨年は『下町ロケット』で中小企業の経理部長役を演じた立川談春の演技が、名脇役として話題を集めた。山内圭哉と立川談春、どこか共通点がある。腹の底に、土台、型のようなものを持っている。肝が据わっている。 山内氏は児童劇団での新劇、立川氏は落語--いずれも基本的な型を自分の中に叩き込んだ上で、それをアレンジしたり、ズラしたり、ぶっ壊したりしているゆえの安定感ではないか。 ドラマの中に「名脇役」を発見する時の楽しさといったら、ない。いよいよドラマというコンテンツが、映画という文化に匹敵する娯楽となってきたと言っていいのかも。次の名脇役はさて、どのドラマの中に見つかるだろうか?
2016.01.29 16:00
NEWSポストセブン
ビートたけし 談志など強烈個性の実在人物役で起用される訳
ビートたけし 談志など強烈個性の実在人物役で起用される訳
 特別ドラマ『赤めだか』(TBS系・12月28日放送)で2011年に亡くなった落語家・立川談志さんを演じることで話題が集まっているビートたけし。お笑いでもなく、監督でもなく、俳優としてのたけしを考えてみたい。コラムニストのペリー荻野さんが綴る。 * * * ビートたけしといえば、言わずと知れたお笑い界の大御所にして、世界的映画監督だが、あらためてたけしを「俳優」として見てみると、「実在人物ドラマのキング」という側面が浮かんでくる。 衝撃だったのは、1983年のTBSドラマ『昭和四十六年大久保清の犯罪』で、実在の連続殺人犯を演じたこと。その二年後には、やはり実際の事件を題材にした『イエスの方舟~イエスと呼ばれた男と19人の女たち』に主演。「娘を返せ」と声をあげる親族、マスコミに叩かれても「おっちゃん」と彼を慕う女性たちを受け入れた主人公という複雑な役側を演じた。 1989年には、そのまんま東原作の『ビートたけし殺人事件』で、自分自身として登場。その後、『美空ひばり物語』では、ひばりを陰ながら応援した山口組の田岡一雄組長、なかにし礼の原作の『兄弟~兄さん、お願いだから死んでくれ!』では、豊川悦司演じる弟に巨額の金をせびり食い物にする兄などを演じている。 実在人物を歴史上の人物にまで範囲を広げれば、『忠臣蔵』の大石内蔵助、『御存知!鞍馬天狗』では、新選組の近藤勇、『あの戦争はなんだったのか』では東条英機を演じている。ちなみに映画『御法度』では、新選組の土方歳三役だった。新選組の表の顔である近藤と、非情な副長として組を陰で引っ張った土方、まったくキャラが違うと言われる両方の役を演じた俳優はとても珍しい。 たけしの実在ドラマの特長は、社会的に話題なった問題作や巨匠監督作が多いこと。『イエスの方舟』は社会派作品として評価され、昭和60年度文化庁芸術祭芸術作品賞を受賞しているし、『兄弟』も民間放送連盟賞優秀賞など、受賞作品も多い。また、中井貴一が演じる鞍馬天狗と一騎打ちを繰り広げた『御存知!鞍馬天狗』は市川崑、『御法度』は、早くからたけしを俳優として起用した大島渚監督作品だ。 強烈な実在人物になぜ、ビートたけしが起用されるのか。それは、たけし自身の強い持ち味が、実在人物の存在感やエピソードにぶつかっても負けないからだろう。 その典型例がまもなく放送される『赤めだか』。ここでたけしは、主人公の立川談春(二宮和也)が入門する立川談志を演じている。ただでさえ、実在の人物を演じるのは大変だと言われる上に、談志といえば独自の落語世界を作り上げた天才肌。視聴者にも鮮烈な記憶を遺す存在である。半端な俳優が演じたら、「似てない」と即座に目を三角にされるところだ。 しかし、その談志をたけしが演じ「バカ野郎!」と声を出すのを聞いてみると、なぜか「まあ、これもアリか」と思えてくるのである。談志に似ているのかと言われれば、全然似てないし、たけしはたけしのまま。思えば、これまでたけしが演じてきた実在人物も本人役を除けば、ひとりも似ていなかった。それでも引っ張られてしまうのは、「ビートたけしがこの役をやったらどうなるか」という興味を起こさせる存在だからだ。 市川崑督も大島渚監督も、みんな「この実在人物をやってるたけし」を見てみたかった。その意味で、ビートたけしは、特異な俳優といっていい。
2015.12.23 07:00
NEWSポストセブン
『下町ロケット』 イラッとさせられた登場人物の順位を発表
『下町ロケット』 イラッとさせられた登場人物の順位を発表
 月曜の朝は『下町ロケット』談義がサラリーマンの定番の話題となっている。いよいよ最終回(12月20日放送)を迎えるが、本誌はこれまでの登場人物たちの人気投票を開催。同番組の魅力に取りつかれた男性450人に一票を投じてもらった。  1位は佃航平(阿部寛)226票、2位・財前道生(吉川晃司)58票、3位殿村直弘(立川談春)44票という順だったが、『下町ロケット』が大ヒットした理由は憎々しいまでの“悪役”が続々登場することにもある。そんなヒール役にもスポットライトを当てるべく、本誌は「イラッとさせられたキャラ」総選挙も実施した。その結果は以下の通りだ。【1位】椎名直之(小泉孝太郎)60票【2位】富山敬治(新井浩文)53票【3位】水原重治(木下ほうか)21票【4位】貴船恒広(世良公則)20票【5位】滝川信二(篠井英介)17票【6位】根木節生(東国原英夫)15票【7位】中里淳(高橋光臣)12票【7位】真野賢作(山崎育三郎)12票【8位】柳井哲二(春風亭昇太)12票 唯一、両方でランキング入りしたのが7位(人気投票では4位)の真野賢作(山崎育三郎)だ。「ガウディ編では改心したけど、一度は佃製作所を裏切ったことはやっぱり許せない」(36歳・食品メーカー) 同じく7位の中里淳(高橋光臣)も真野同様、佃製作所に背信行為をはたらいた。ライバルのサヤマ製作所に転職しただけではなく、山崎が製作したバルブの設計図をサヤマ製作所に流出させた。 票を投じたファンの中にも「真野同様、いつか改心してくれると信じている」(28歳・医薬品販売)という声もあるだけに、最終回の活躍次第で順位は変わるかもしれない。 6位の根木節生(東国原英夫)と8位の柳井哲二(春風亭昇太)の白水銀行コンビへの批判は厳しい。「多額の和解金が入った途端の手のひら返しには、本当にイラッとさせられた」(53歳・商社) この後、佃が「あんたらに銀行マンたる資格はないよ!」と言い放つシーンには、多くの視聴者が溜飲を下げたが、2人とも前半のロケット編のみの登場にもかかわらずランクインしたのは、その意外な演技力(?)の賜か。 4、5位はコアハートを世に送り出そうと画策する貴船恒広(世良公則)と滝川信二のコンビだ。アジア医科大心臓外科部長として権力を乱用する貴船と媚びへつらう滝川。「滝川の『何を作るかという以前に、誰が作るかなんだ!』という台詞にイラッとさせられた。ドラマとはいえ、実際にこんな奴が審査をしているとしたらゾッとする」(50代・公務員)「コアハートの治験者が死にかけている現場に『お前ら何をやった』と怒鳴り込んでくる鬼気迫まる貴船の顔は“権力の権化”といった雰囲気だった」(47歳・飲食店) やはり好感度は低い。 2位の富山敬治(新井浩文)と3位の水原重治(木下ほうか)はロケット編から終始一貫して佃たちを苦しめていたため、ランクインは順当な結果か。「2人とも何から何までイラッとする。典型的な意地悪役」(25歳・通信業) そして栄えある(?)第1位に輝いたのは、最終回を前に佃に対して本性を剥き出しにしたライバル・椎名直之だ。「全てを手に入れようとする貪欲さに虫酸が走った。『もし間に合わなかったら、一生技術者として生きていけない様、息の根を止めてやるからね』とかパワハラ以外の何物でもない。こんな社長の下では働けない」(35歳・SE) これまで爽やかな役柄が多かった小泉孝太郎の笑顔も、椎名を演じたことで評価が一変。「なぜいつもアップなのか? 喋り方から笑い方まで全部腹が立つ。ハンサムなのも許せない」(54歳・貿易関係) とはいえ、これだけ憎まれる敵役がいるからこそ、ドラマは盛り上がる。 最終回では椎名との決着、ガウディ計画の結末が描かれる。個性的な登場人物たちの演技が待ち遠しくもあり、これで見納めとなるのは残念でもある。※週刊ポスト2015年12月25日号
2015.12.19 07:00
週刊ポスト
『下町ロケット総選挙』実施 450人に聞いた推しメン8を発表
『下町ロケット総選挙』実施 450人に聞いた推しメン8を発表
 月曜の朝、「昨日の佃にはスカッとさせられたね!」「相変わらず富山はムカつくよ」などと『下町ロケット』談義がサラリーマンの定番の話題となっている。いよいよ最終回(12月20日放送)を迎えるが、本誌はこれまでの登場人物たちの人気投票を開催。同番組の魅力に取りつかれた男性450人に一票を投じてもらった。その結果が以下の通りだ。【1位】佃航平(阿部寛)226票【2位】財前道生(吉川晃司)58票【3位】殿村直弘(立川談春)44票【4位】山崎光彦(安田顕)36票【5位】神谷修一(恵俊彰)7票【6位】和泉沙耶(真矢ミキ)3票【6位】真野賢作(山崎育三郎)3票【8位】横田信生(バカリズム)2票 上記の通り、圧倒的な大差で「センター」となったのは主人公・佃航平だ。「『おっさんが夢見て何が悪い』というセリフに感動した」(52歳・銀行員)「『すまん』、『ありがとう』、『お前たちのお陰だ』など部下思いの言葉を素直に出せるところ。『この人にならついていきたい』と思わせる」(40歳・出版社) 誰も社会人になったときに抱いた夢をおっさんになってからも堂々と語り、その熱い心で部下たちを引っ張っていく“泥臭さ”に多くの視聴者が惹かれている。 2位は帝国重工の宇宙航空部部長・財前道生(吉川晃司)だ。当初は帝国重工の方針にそぐわない佃製作所に対して冷たい態度を取る財前だったが、佃製作所の技術力の高さを知るにつれ、佃たちの良き理解者となっていった。 財前を支持する声で多かったのが、第4話で組織の意に反して佃たちのバルブの再テストを実施した決断力だった。「『全責任は、私が取る』と言い切る強さが凄い。あんな上司が欲しいし、自分でも一度は言ってみたい」(51歳・不動産)「白髪なのに格好いい」「スーツ姿がキリッとしている」といった容姿に憧れる男性も多かった。 3位は佃製作所の経理部部長・殿村直弘。演じる立川談春は『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)では悪役を演じて話題を呼んだ。当初は佃に反対するセリフが多かったため、「また悪者か?」と思われたが、いまや佃製作所にはなくてはならない存在となっている。 特に第4話でバルブの部品供給の話を潰そうと難癖をつける帝国重工の審査担当者に向けた一言が多くのファンの心を掴んだ。「今回のテストは帝国重工がウチを評価するだけじゃない。ウチもまた帝国重工を評価しているんです」 4位は佃製作所の技術開発部長・山崎光彦(安田顕)。「佃が諦めそうになったとき、いつも側で勇気づけているのが山崎。シュレッダーなど、佃を救うことになる武器を仕込んでいるのも山崎。彼こそが陰の主役だと思う」(50代・IT関係) 5位の神谷修一弁護士(恵俊彰)は「この人がいなければ、佃製作所は倒産していた」(44歳・公務員)との声が相次いだ。 6位に滑り込んだ佃の元妻・和泉沙耶(真矢ミキ)を“物語のキーマン”とする人もいた。「弱っているとき、迷っているとき、いつもナイスなタイミングで佃を助けている」(47歳・飲料メーカー) ランキングには、佃を支えるメンバーが軒並み名を連ねた。※週刊ポスト2015年12月25日号
2015.12.18 07:00
週刊ポスト
下町ロケット出演のキンコメ今野 「憑依型芸人」の爆発力 
下町ロケット出演のキンコメ今野 「憑依型芸人」の爆発力 
 ガウディ計画編に突入した『下町ロケット』(TBS系)。本作は今田耕司(49)、立川談春(49)、春風亭昇太(55)、恵俊彰(50)ら“芸人俳優”たちの好演が話題を呼んでいるが、物語の舞台、佃製作所の経理部係長役を演じているお笑いコンビ、キングオブコメディの今野浩喜(こんのひろき・36才)もその一人だ。 同作出演の他の芸人に比べても一回り以上若い今野は、数々のドラマや映画に出演してきた売れっ子俳優でもある。最近では、ドラマ『ごめんね青春!』(TBS系)、映画『ヒロイン失格』などに出演。お笑いよりも俳優が本業なのではないかという活躍ぶりを見せているが、なぜ今野は、役者として重宝されるのか。  お笑い評論家のラリー遠田さんによれば、芸人が俳優として活躍するためには二つの条件を満たす必要があるという。「一つ目の条件は、言うまでもなく演技力があるということです。お笑いのコントというのは一種の芝居ですから、コント芸人としてトップクラスの実力を持つ今野さんには、すでに役者としての資質が備わっていたのだと思います。実際に今野さんは、役に合った自然な演技をすることができます。 キングオブコメディの所属する人力舎といえば、古くはシティボーイズやB21スペシャル、現在もオアシズ、おぎやはぎ、アンジャッシュなど人気芸人を抱える芸能事務所です。コントに定評のあるグループが多く、キングオブコメディは事務所の先輩たちの系譜を継ぐ存在だといえます」 キングオブコメディの実力は、「キングオブコント2010」の優勝ですでに実証済みだ。コンビの名は同番組で一気に知れ渡ったが、コンビ歴は意外と長く、結成は2000年にまで遡る。結成後間もない2001年にキングオブコメディのライブを観たラリーさんによれば、当時からネタもキャラも出来上がっており、今野のセンスの良さは「早熟の天才」を思わせたと振り返る。 そして、二つ目の条件は、強い個性があることだという。「今野さんの一番の個性は、何といっても顔面のインパクト。あれだけ際立っているとスクリーン映えするので、映画でもよく起用されています。阿部サダヲさんや温水洋一さんのように、そこにいるだけで空気を変えるような独特な存在感があって、サイコパスでちょっとヤバそうな役をやらせると『本当にヤバイ人なんじゃないの?』と思わせるくらいの不気味さがあります」(ラリー遠田さん) 確かに今野には独特な雰囲気がある。これまで演じてきた役柄も、ちょっとクセのある人物が多かった。ただ、『下町ロケット』で演じたのは真面目な会社員役。これまでと違った役でもハまるのはなぜか。「今回は『こういうのもいけるんじゃないか』と期待されてのオファーだったと思います。その期待に応えられたのは、今野さんが“憑依型芸人”だからだと思います。役者にも通ずる話だと思いますが、芸人は素で勝負するタイプと、そのキャラになりきるタイプとに分けられます。今野さんは後者のタイプで、ライブでしゃべる時などは結構まともでクールなんですが、その役にどっぷりと入り込むのでものすごい爆発力を生み出します。ハまり役で一点突破することができるので、役者の仕事はどんどん増えると思います。ゆくゆくは主演に抜擢されてもおかしくないと思います」(ラリー遠田さん) その時はどんな役になるのか。今後の活躍が楽しみだ。
2015.11.25 07:00
NEWSポストセブン
『下町ロケット』好演の立川談春 談志の言葉でドラマに進出
『下町ロケット』好演の立川談春 談志の言葉でドラマに進出
 技術者たちのこだわりがつまった夢を叶えるまでの物語に、毎週胸が震える『下町ロケット』(TBS系)。前半の完結となる第5話では、平均視聴率20.2%を記録した。 そんな人気ドラマで、佃航平が社長を務める『佃製作所』の経理部長・殿村直弘。不平不満をもらさず、資金繰りに窮する佃らを救おうと奔走する。 演じる落語家の立川談春(49才)にとって、今作がドラマ出演3本目。それにもかかわらず、彼の熱演は、見ている者の胸に訴えかけてくるものがある。それはテレビ界で働く人たちの間でも噂になっているようだ。「談春さんにドラマに出演してほしいって思っているプロデューサーは多いと思いますね。最もチケットが取れない落語家として知られていた彼がテレビに出るようになったのは、師匠の教えを守っているからなんですよ」(テレビ局関係者) 師匠とは2011年に亡くなった立川談志さん(享年75)のこと。 談春は、高校を中退して談志師匠のもとに弟子入り。新聞販売店に住み込みで働きながら前座などに出ていた。「お金がないから、2日に1回のご飯ってこともあったそうで、半年で18kgもやせたそうです。その姿を見た談春さんのお父さんがすごい剣幕で怒ったそうで…“談志の野郎、殺してやる”って言ったこともあったほど。今じゃ笑い話ですけどね、落語の世界っていうのはそれだけ大変なものなんです」(前出・テレビ局関係者) その談春がテレビ出演を始めたのは、かつて談志師匠に「他の分野も見てみろ」と言われ、ミュージカルに出演した経験があったから。「談春さんは“演技は噺家にとって、いい勉強になる”と思ったそうです。それ以来、すべての経験は大好きな落語のため、と思って仕事に取り組むようになった。 だから師匠が亡くなったことで落語界が寂しくなりましたから、彼の中では“今度は自分が盛り上げていかなくては”と考えたんでしょう。ドラマに出れば、彼を通じて落語に興味を持つ人も出てきますからね」(前出・テレビ局関係者) そんな談春との共演を心待ちにしているのが、後半の『ガウディ計画編』のキーパーソンとして出演が決まった今田耕司(49才)だ。「もともと今田さんは、“お笑い芸人はお笑いの土俵で勝負するべき”という考えの持ち主。“芸人なのに演技や歌などあちこちに手を伸ばしてやるのは違う”って思っていたそうです。それが談春さんと出会って考え方が変わったそうです。お笑いのことを考えて、貪欲にいろんな仕事にチャレンジしていこうって。ともかく、今田さんは、談春さんとの共演が何よりの楽しみのようですね」(お笑い関係者)※女性セブン2015年12月3日号
2015.11.22 16:00
女性セブン
『下町ロケット』での演技に注目が集まる吉川晃司
下町ロケット吉川晃司 個性派俳優揃う中で存在感際立つワケ
 今期ドラマで最高視聴率の18.6%を記録し、絶好調の連続ドラマ『下町ロケット』(TBS系)。主演の阿部寛以外にも、個性派俳優が脇を固めていることが好調の要因のひとつと言えるが、なかでも活躍が目立つのが吉川晃司だ。ミュージシャンでありながら役者として異彩を放つ吉川。テレビ解説者の木村隆志さんがその演技について分析する。 * * * 吉川さんが『下町ロケット』で見せる存在感は、主演の阿部寛さんに匹敵するものがあります。これまで吉川さんは、大河ドラマ『天地人』『八重の桜』(ともにNHK)など時代劇への出演が多く、その他も映画『仮面ライダー』シリーズや、映画『るろうに剣心』などで、超人的なキャラクターを演じてきました。 それだけにスーツを着て現実世界のサラリーマンを演じているだけでも、目を引くものがあります。また、これまで世間や業界の常識に逆らい、一匹狼のようなスタンスで突き進んできた吉川さんが、企業の中で上司や部下にはさまれ、取引先との交渉に悩む姿は新鮮です。 1~2話では、「こんな町工場ごときが」という捨てセリフを連発するなど、悪役ぶりが目立ちましたが、第3話の終盤では一変。「素晴らしい技術だと思います」「私も帝国重工に入りたてのころはあなたと同じ気持ちだった」「どうやらここは私の知っている中小企業と違うようだ」と佃を称えるシーンがありました。これは佃製作所の仕事ぶりや職人魂に共感し、会社に逆らってでも自分の信じるものを貫くという決意表明。まるで、芸能界や大手芸能事務所に逆らってでも、自分の信じる音楽や生き様を貫いてきた吉川さんのようで、まさにハマリ役だと思いました。 同ドラマの演出を手がける福澤克雄さんは、『半沢直樹』『ルーズヴェルト・ゲーム』(ともにTBS系)で、顔をアップで撮る映像を多用していましたが、今回もその傾向が見られます。阿部さん、安田顕さん、立川談春さん、池畑慎之助さん、杉良太郎さんら、顔の迫力がある俳優がそろう中、吉川さんも負けていません。 黙って考え込む顔、思い通りにいかず悩む顔、驚き感心させられる顔など、あまりセリフを発していないのに、それらの感情が伝わってくるのです。ただ、吉川さんの顔をよく見ると、目や口などのパーツはあまり動いていません。それなのにここまで感情が伝わってくるのは、パーツなどの小手先ではなく、これまでの生き様で培った“顔全体で醸し出すオーラ”があるからではないでしょうか。 もう1つの見せ場は、身長189cmの阿部さんと対峙するシーン。ここでも長身の阿部さんに全く引けを取らず、むしろ逆三角形の肉体美で圧倒していることも、吉川さんの存在感を際立たせています。高校生で水球日本代表に選ばれた強靭な肉体はいまだ健在なだけに、黙ってそこに立っているだけで絵になってしまうのでしょう。 今年3月、吉川さんは来年公開の映画『さらば あぶない刑事』の役作りでバイク運転の練習中に左足首を骨折しました。しかし、本来なら中止になりかねない全国ツアーを片足立ちでこなして、骨折した左足で得意のシンバルキックを披露したというから驚いてしまいます。そんなプロ意識とタフさは、演じている財前にも乗り移っている気がするのです。『モニカ』での鮮烈なデビューから30年が過ぎ、吉川さんは今年で50歳になりましたが、そのギラギラした情熱や、少年のような純粋さは、まったく変わっていません。東日本大震災のとき、炊き出しや慰問するだけの芸能人が多い中、「歌では本当の支援にならない」と言って、ひたすらガレキ撤去作業を手伝い続けたように、大企業の部長を演じていても、どこか「やんちゃだけど純粋で心優しい」近所のガキ大将のような印象があります。  ガキ大将のような一方で、吉川さんは進学校の出身であり、芸能事務所に第三者を装って「広島にスゴイ奴がいる」と書いた手紙を送り、デビューを勝ち取った頭の良さと行動力の持ち主。それだけに、財前のようなエリート社員役の素地があるのでしょう。しかし、私としては、紅白歌合戦でギターに火をつけたり、危険な無人島でサバイバル生活をしたり、シンバルキックで3度骨折するなどの吉川さんらしい破天荒な姿を、財前にも見せて欲しいと思ってしまいます。【木村隆志】コラムニスト、テレビ・ドラマ解説者。テレビ、ドラマ、タレントを専門テーマに、メディア出演やコラム執筆を重ねるほか、取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーとしても活動。さらに、独自のコミュニケーション理論をベースにした人間関係コンサルタントとして、1万人超の対人相談に乗っている。著書に『トップ・インタビュアーの聴き技84』(TAC出版)など。
2015.11.08 07:00
NEWSポストセブン
下町ロケット出演の立川談春 敵にも味方にも見える存在感
下町ロケット出演の立川談春 敵にも味方にも見える存在感
 第3話の視聴率が18.6 %と、今期ドラマの最高を記録した『下町ロケット』(TBS系)。脇役ながら抜群の存在感を発揮しているのが、立川談春だ。落語家でありながら、本職の俳優たちを食ってしまうほど。ほかにも落語家たちの活躍が目立つ今期ドラマ。“落語家俳優”についてコラムニストのペリー荻野さんが綴る。 * * * 最近、ドラマで落語家が活躍している。その筆頭は、『下町ロケット』の立川談春だ。下町の小さな製造業「佃製作所」に白水銀行から出向して経理を担当している殿村(談春)は、夢を追いかける技術者社長の佃航平(阿部寛)の言動を常に冷ややかにチェック。熱血営業社員らとも対立しがちだったが、大手企業から不正な特許侵害裁判を起こされて会社が倒産のピンチになると俄然存在感を発揮する。 そして劇的な勝利ともいえる裁判の結果、56億円もの和解金が入ることになり、大喜びをする佃社員の前でただひとり「確かに当面の資金難は免れました。しかし…」と会社がまだ安泰でないことを冷静に分析。「とてもあぐらをかいていられるような状況ではない」ときっちり話すのである。 このシーンを見ていて、「さすが」とうなった人も多いはず。なにしろ、この場面だけでざっと50秒のひとりしゃべり。セリフの量は大変なものだと思うが、よどみなくすらすら~っと届いてくる。さすが話芸の人である。 さらに見せ場は続く。和解金の話を聞きつけ、さっそく佃にやってきた白水銀行の支店長根木(東国原英夫)と融資課課長柳井(春風亭昇太)との対面だ。談春VS昇太の落語家対決。柳井は佃の開発した製品について「利益を生まない開発品などガラクタも同じだ」と言い捨てた人物である。殿村は、危機の際に佃を容赦なく切り捨てようとした二人にきっぱりと決別を宣言する。いやー、阿部ちゃんの「あんたらみたいな腐った銀行マンがこの国の未来まで腐らせるんだ!」という啖呵もよかったけど、殿村の「お断りします!」の一言も気持ちよかったですね。 ご記憶の方も多いと思うが、談春は昨年、同じ日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』では敵方だった。敵にも味方にも見える得体の知れなさはとても貴重だと思う。 得体の知れなさといえば、朝ドラ『あさが来た』に奈良の豪商・玉利友信役で登場した笑福亭鶴瓶。嫁ぎ先の両替商加野屋のために借金をしにきたヒロインあさ(波瑠)が、これから新しい商売をして金を返すつもりだという話を聞いて、あさとじーっとにらめっこ。その結果、「目泳がへんな」と彼女の度胸を評価し、「あんた、もうじき日本一の女商人になるで」と無利息で金を用立てるのだった。商人のしたたかさと豪快さ。善人悪人の区別とは一味違うこの得体の知れなさもよかった。 思えば、ドラマ出演が多い鶴瓶はかつて『必殺仕事人V激闘篇』では悪を抹殺する仕事人でもあった。必殺シリーズには、故・古今亭志ん朝も噺家役塩八役でレギュラー出演していて、なんと悪人を得意の話芸で催眠術にかけて惑わし、抹殺するというマネのできない必殺技を見せていた。塩八は瀕死で高座に上がり死んでいく。個人的には、この志ん朝がベスト・オブ・落語家俳優である。  年末には、談春原作の『赤めだか』がドラマ化され、ビートたけしが立川談志、二宮和也が談春を演じるほか、濱田岳が立川志らく、柄本時生が立川談かん、宮川大輔が立川関西新井浩文が立川段ボールなど、俳優陣が落語家を演じる。得体のしれない演技派が大集合。どんな落語家ぶりを見せるのか!? 気になる。
2015.11.04 07:00
NEWSポストセブン
阿部寛『下町ロケット』 松平定知氏のナレーションが絶妙だ
阿部寛『下町ロケット』 松平定知氏のナレーションが絶妙だ
 日曜夜の話題を当面、この作品が席巻する可能性がある。それほどの滑り出しといえそうだ。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * 10月18日から始まった『下町ロケット』(TBS日曜午後9時)。初回視聴率は16.1%とロケットスタート。ネット上でも話題が沸騰している。原作は池井戸潤の同名小説で製作スタッフも大ヒットドラマ『半沢直樹』と同じ。となれば、高視聴率も当然と思う人がいるかもしれない。 が、ドラマの魅力を知り尽くして目が肥えた今時の視聴者たちは、そう甘くはない。前評判やブランドだけでは、見てもらえない。話題にしてもらえない。 初回スペシャル枠の2時間、私自身、画面に吸い寄せられてしまった一人。その理由とはいったい何だろう? このドラマにどんな特筆すべき工夫や仕掛けが潜んでいるのだろうか? 3つの点から推測してみた--。●役者同士で感情を増幅させる、現場の恐るべき集中力 主役は、町工場・佃製作所の二代目社長、佃航平(阿部寛)。理不尽な特許侵害で訴えられ資金繰りに窮し、会社を手放すことを覚悟し、売却後に社長を辞めると言う彼を、経理部長の殿村直弘(立川談春)が必死に止める。そのシーンについて、阿部はこう振り返っている。「号泣しました。現場でも大泣きしました」「何回見てもあそこのシーンで感極まるものがあって…」(「モデルプレス」2015.10.12)。 このシーンは一例に過ぎない。他の場面でも役者たちの極度の「集中」ぶりが、ひしひしと、痛いほど画面を通して伝わってくる。 全身全霊をかけてセリフを言う姿に、他の役者が影響され、感情がまた高ぶっていく。感極まって流れる涙。それがまた、別の役者に影響し……ドラマの撮影現場に、そうした「純粋状態」が生まれているのではないか。 一度でも芝居というものをやったことがある人なら、想像できるだろう。緊迫してピュアで極度に集中した場が生まれると、相手の感情が自分に乗り移ってくる。もはや「演じている」という自意識や、演技の工夫とかセリフをどうしようといった小手先のねらいは、頭の中から消えてしまう。ただひたすら、目の前の役者の感情を受け止め、それに反応する、「純粋な存在」になっていく。そんな役者たちの姿を、『下町ロケット』の初回で、見せつけられてしまった気がする。 だから、多くの視聴者が2時間、目が離せなかったのだ。これからの回もそんな純粋状態が果たして持続できるのかどうか。そのあたり、見所だ。● ナレーションの秘密 存在感のある役者たちに目を奪われ、ナレーションなんて端役と思いがち。しかし、ナレーションとは、物語の「土台」を作る役割。特に『下町ロケット』のようにリアルな企業活動を描き、錯綜する人間関係をテーマにするドラマでは、ナレーションの役割はさらに重要であり、その質も鋭く問われる。 というのも、込み入った事情を視聴者がちゃんと理解できなければ、物語の盛り上がりも人々の苦悩ぶりも、つかめないからだ。 だが、もし銀行の専門用語を伝えるナレーションが無味乾燥、説明的口調だったら? もう面倒くさくて、聞いていられないだろう。あるいは感情過多だったり、妙なクセがあればたちまち、ドラマの緊張感を削ぎ、耳障りで視聴者も気が散ってしまうはず。 その点、松平定知氏のナレーションは絶妙だ。落ち着いた口調の中に深み、信頼感、静かな抑揚が潜んでいる。噛んで含めるような成熟した響き。そう、NHKの歴史番組「その時歴史が動いた」の、あの口調。 ただの説明ではなくて、いきいきと、言葉が「生きたもの」として伝わってくる。だから、融資に関する経済用語も宇宙技術開発のことも、素直に耳から入ってくる。視聴者が言葉を受け入れ、事情を理解できるのだ。 そうした理由から、池井戸ドラマには特に「上手なナレーター」が必要不可欠になる。きっと思い出される方もいるだろう。『半沢直樹』の時は、元NHK・ベテランアナウンサーの山根基世さんの声が、しっとりと落ち着いて響いていたことを。 真実に迫る、信ぴょう性のあるナレーション。それがドラマの土台をしっかりと支えている。すべて計算されている。ナレーターを選ぶのは演出家や制作陣の仕事。まさに、慧眼だ。●メディアミックスの新たな挑戦『下町ロケット』の原作は、第145回(2011年上半期)直木三十五賞受賞作。文庫版を含め累計127万部を超えるベストセラー。これがドラマの前半の物語の土台になる。 では後半は? 続編『下町ロケット2 ガウディ計画』が下敷きになる予定とか。しかも続編は今、朝日新聞で連載中なのだ。ドラマ放映中の11月5日に書籍となって刊行されるという。 つまり、TV放送、新聞連載、出版とがリアルに同時進行する異例のメディアミックス。文字と映像。文学とドラマ。そこに新しい“臨場感”とスリルがいかに生まれるのか。その点も目が離せない。
2015.10.25 16:00
NEWSポストセブン
さだまさし 23時過ぎるとO型、深夜1時になるとB型キャラに
さだまさし 23時過ぎるとO型、深夜1時になるとB型キャラに
『女性セブン』7月2日発売号でさだまさしの大特集をしたところ、「滅多に週刊誌は見ないけど、読んだら面白かったでー」(大物歌手W)をはじめ、「『生さだ』特集している雑誌、初めて見ました、保存します」(55才・主婦)など、多くの反響が届いた。同特集では、多くの関係者から、さだまさしがどんな人物なのかを語ってもらった。そこで今回は、満を持して本人にインタビューを行った。――深夜1時を過ぎると人格が変わると立川談春さんが言ってましたがホントですか?「それには続きがある。23時に血液型変更線っていうのがあってね。深夜1時に人格変更線があるの」――え!? 血液型変更線?「そう。ぼくはAなんだけど、父がABで、母がBOってこともあって、隠れB型って呼ばれてるわけ。表はA型なんで、23時まではサービス精神旺盛で、めんどくさがらずに皆の世話を焼くし、すごくまじめな部分も見せるわけ。で、23時を過ぎるとめんどくさくなってO型に変わってくるんですよ。そうすると、まあいいや、適当でいいやろ、大丈夫、大丈夫って言いながら、まだ気遣っている。でも、深夜1時になるとB型になるから、うっせー寝る、帰るって言うようになる。人格が変わるね、完全に」――あ、そういえば、談春さんとつきあっているとか…。「ハハハ、確かにつきあってる。『お前、何やってるの』って電話すると、『何って、寄席ですよ』『どこで?』『えっ?』『今、飲んでんだよ。東京なのか?』『東京です』『何時に終わるんだ?』『え~、23時です』『はい』で、来ますもん(笑い)」――確かに、会話だけ聞いていると、カップルのようですね!「来い! って言わなくても駆けつけてくるんだもんね。だいたい咄家はそれで広がって柳家三三や柳家一琴もやって来るね。ハハハッ」――さださんの周りって、面白い人や、不思議な話が寄ってくるように思うんですが。「寄ってきますね。呼びますね~。人に会ったら、ひもをこうつかんで離さない。そして引っ張ってみるんです。(と、ひもを引っ張る真似。そして…)プツッと切れたら縁がなかったなと。引っ張ってるうちにズルズルと変なものが出てきたりして、こいつ面白いなと思うと、つながります。縁って大事ですよね」――人を引き寄せる引力に、面白い話を見つけ出すパワーも備わっているとなると、コンサートでのMCトークも、小説のネタも尽きないですね。「いい話、多いんだよ、世の中って。いい話だけやるテレビ番組、作りたいねえ」――それ、ぜひ見たいです!※女性セブン2015年7月30日・8月6日号
2015.07.26 07:00
女性セブン
さだまさしを森山良子は「マッチョ」談春は「付き合ってる」
さだまさしを森山良子は「マッチョ」談春は「付き合ってる」
 デビュー41年のさだまさし(63才)。歌手として数々の名曲を発表するヒットメーカーでありながら、今は小説家やテレビ番組のMCなどでも大活躍だ。『天皇の料理番』(TBS系)の主題歌も話題。NHK『今夜も生でさだまさし』(通称「生さだ」)も好評だ。 そんなさだの魅力について、古くからの友人である歌手の森山良子さん(67才)に聞いた。 「さださんとはグレープ時代からなので、もう40年来のつきあい。最初は繊細そのものだと思ってました。新幹線で名古屋から東京まで偶然一緒になった時、借金問題やなんかを、彼は面白おかしくしゃべり続けたんです。私はもうおかしくてゲラゲラ笑っていただけ。すごく面白い人だと再認識しました。 ある時、楽屋を訪ねたら、たまたま着替えているところを見ちゃって。顔がスーッとしているからそうは見えないけど、意外とマッチョなの(笑い)。彼から感じられる繊細さとはまた別の豪快さや野太さっていうか、精神的な強さは、体つきを見て合点がいきました」 なお、森山さんは7月15日、渋谷オーチャードホールにて、チャリティーコンサート『生きる』に出演する。 落語家・立川談春さん(48才)は、さださんの愛すべきキャラクターがその魅力だと語る。「初対面からやたら優しく、愛想がよかったまさしさん。後に、立川談志と落語、落語家が大好きだったためと知りました。突然誘われて食事に行くことが多く、“おれは彼女か!”と言うと、“つきあってるんでしょ”と満面の笑み。 なのでおれたちつきあっています(笑い)。落語家たちと飲んでも誰にもしゃべらせずひとりで話すまさしさん。深夜1時を過ぎると話のネタが突然変化します。本人曰く“おれは、1時過ぎると人格が変わるんだ”そう。きっと『生さだ』はときどき、無理してるはずです(笑い)」※女性セブン2015年7月16日号
2015.07.02 07:00
女性セブン

トピックス

東海オンエアのてつや・きりたんぽ・峯岸みなみ(写真/時事通信フォト)
峯岸みなみが結婚報告、お相手・東海オンエアてつやとの「キス動画」流出で活動休止のきりたんぽにさらなる同情が集まった理由
NEWSポストセブン
『鎌倉殿の13人』生田斗真に注目! 時代劇研究家「何かが起きる予感がする」の所以
『鎌倉殿の13人』生田斗真に注目! 時代劇研究家「何かが起きる予感がする」の所以
NEWSポストセブン
輝きを取り戻せるか(写真/共同通信社)
打撃不振の阪神・佐藤輝明のパワーはどこに消えたのか 囁かれる「第2の高山俊」の声
NEWSポストセブン
平手友梨奈と竹内涼真
平手友梨奈の演技に竹内涼真が気遣い 『六本木クラス』撮影現場の和気あいあい
NEWSポストセブン
「女子アナブームの時は週刊誌にすごい撮られました」と振り返る元フジテレビ・中村仁美アナ
【全6局「人気女子アナ」同窓会#3】週刊誌に撮られたときの局内反応の違い
週刊ポスト
南野陽子が20年前に撮り下ろしていた秘蔵セクシーグラビア
南野陽子、20年前の秘蔵グラビア公開 「2002年のまぶしすぎるナンノ」
週刊ポスト
紅白歌合戦に揃って出場した松田聖子と沙也加さん(2011年12月撮影)
聖子と明菜の出場あるか、打ち切り説ある紅白の目玉に? 聖子は沙也加さんと“共演”の可能性も
NEWSポストセブン
8月8日の誕生日当日にバースデーイベントを行った逢田(写真/五十嵐美弥)
声優・逢田梨香子、バースデーイベント成功で明かした「30歳の抱負」
NEWSポストセブン
高校野球中継に放映権料がない問題をどう考えるか(阪神甲子園球場)
高校野球「放映権無料」の是非 甲子園出場校は寄付金集めに四苦八苦の現実
NEWSポストセブン
初入閣したものの、Twitterでの反応が自民党内でも物議を醸している(時事通信フォト)
高市早苗氏の“入閣に不満”投稿は政調会長ポストを奪った萩生田光一氏の「統一教会問題」を痛烈意識か
NEWSポストセブン
勤務するオフィスに向かう小室圭さん
小室圭さん、すでに「年収1600万円超え」報道の背景 転職サイト給与情報の“罠”
NEWSポストセブン
中林大樹の姿を目撃
竹内結子さん三回忌 中林大樹が子供のために決断、家族3人新生活は「海辺の街」で
女性セブン