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野球、サッカー、相撲、ゴルフなどのスポーツニュースを集めたページです。単に試合結果を紹介するのではなく、選手たちの人間関係やドラマの裏側を報じます。

ソフトバンク相手に3戦連発のウォーカー(時事通信フォト)
苦手意識に変化は? 巨人が“天敵”ソフトバンク3連戦で残した不安と収穫
 5月31日からのソフトバンク3連戦で、巨人は1、2戦目を落としたものの、3戦目はエース・菅野智之が8回0封、最後は新人クローザーの大勢が3人で抑えて完封リレーで勝利した。日本一を目指す巨人にとってソフトバンクは“天敵”ともいえる存在だが、この1勝で苦手意識は払拭されるのか。「日本シリーズで2019年から2年連続4タテを食らった残像はまだ消えていないと思います。特に4番・岡本和真はホークスアレルギーを払拭できていない印象です。昨年の交流戦で決勝ホームランを放ち、吹っ切れたかと思ったのですが」(プロ野球担当記者・以下同) データを見ても、岡本はソフトバンクを苦手としている。2019年の日本シリーズで16打数3安打と不振に陥った。2020年の第1戦では千賀滉大の内角速球にバットをへし折られ、どん詰まりのキャッチャーフライに。4試合で13打数1安打と2年連続で振るわなかった。昨年の交流戦は11打数3安打だったが、今年は10打数2安打に留まった。その2安打も第2戦、第3戦のランナーのいない場面だった。第3戦の5回裏1死一、三塁のチャンスでは強烈なライナーを放ったが、サード・牧原大成の攻守に阻まれた。「ホークスは初戦、チャンスで岡本に回ると敬遠気味の四球、申告敬遠と2度も歩かせた。岡本を“眠らせておく”ために勝負を避けたとも言えます。もし打たれれば第2、第3戦と乗ってくる。キッカケを作らせない戦法を取ったと思います。ポストシーズンまで見越して、苦手意識を植え付けようとしていたのかもしれません」 今季、首位打者争いをしている吉川尚輝もこの3連戦で、2年前の日本シリーズと同じ10打数1安打という成績に終わった。ソフトバンクとのシリーズ経験者が金縛りにあったように打棒が影を潜める中、8連敗の日本シリーズで計28打数3安打と絶不調だった丸佳浩はマルチ安打2試合、2本塁打と活躍した。「巨人にとって、これは大きかったですね。もし今年、日本シリーズで対戦することになっても岡本、吉川、丸の主軸は外せない。そのうちの1人が嫌なイメージを拭えたのは好材料でしょう」ウォーカーが「1994年のコトー」になるか この3連戦ではウォーカーが12打数4安打で3本塁打、高卒2年目の中山礼都が7打数3安打、高卒4年目の増田陸が12打数4安打で1本塁打と新戦力は物怖じせずにソフトバンクに立ち向かっていった。「彼らは日本シリーズの8連敗を知らない分、余計な先入観なく、いつも通り試合に臨めたと思います。それも結果につながった要因でしょう。初戦の先発アンドリースも来日初登板で6回無失点と抑えた。ソフトバンクの強さを実感していない選手が結果を残していることは興味深いです」 屈辱を知らない選手が苦手チーム相手に活躍した例は過去にもある。巨人は1990年、日本シリーズで西武に4連敗を喫した。この前後である1989年から1992年までオープン戦を含めて14連敗しており、西武アレルギーは顕著だった。その2年後、長嶋茂雄監督が指揮を取った1994年の日本シリーズで西武を倒して日本一となった。「その年の新外国人のコトーが優秀選手賞に輝きました。王手をかけた第5戦でダメ押し2ラン、日本一を決めた第6戦では猛打賞を放った。巨人の先制点は、コトーがシーズン中はゼロだった三塁打を打ったことから始まりました。そういう意味で意外性のある選手でしたね。 また打率は低かったですが、決勝ホームランを何度も打つなど勝負強い面も目立ちました。あとコトーは弱肩で、センター前ヒットで二塁に行かれたこともあった。意外性、勝負強さ、弱肩……、なんとなく今年のウォーカーを想起するファンもいるのではないでしょうか」 1994年の日本シリーズでは、何度も西武に辛酸を舐めてきた原辰徳が第2戦に決勝タイムリー、第4戦、第5戦と2試合連続の猛打賞と活躍。吉村禎章も第4戦、第5戦に4番に座って共にマルチ安打を放った。「新戦力が起爆剤となる面はあると思いますが、その一方で、岡本や吉川がソフトバンクに苦手意識を持ったままでは巨人の日本一がないことも確かです。新戦力だけの活躍では常勝軍団に勝てません」 ソフトバンクに雪辱を晴らすためにも、まずはペナントレースで優勝してクライマックスシリーズを勝ち上がりたいところだろう。
2022.06.03 16:00
NEWSポストセブン
シーズン開幕前に今季限りでの監督退任を表明した矢野燿大監督(時事通信フォト)
自力V消滅危機の阪神 次期監督は当たりクジ?「選手の意識変えれば劇的に変わる」の指摘
 甲子園に詰めかけた阪神ファンのため息が何度となく聞かれた。 阪神が5月31日の西武戦で今季13度目の完封負けを喫して2連敗。自力優勝の可能性が消滅した。6月1日の試合でかろうじて自力Vの可能性が復帰したが、54試合目での消滅は今世紀に入って球団最速。本拠地・甲子園で25イニング連続無得点(以下、数値は6月1日終了時点)と不名誉な記録が並ぶ。このペースだと年間34度の完封負けになり、球団最多の24度をはるかに超えることになる。スポーツ紙デスクが指摘する。「阪神はもっと出塁率を重視したほうがいい。例えば上位を打つ中野拓夢は2割7分9厘ですが、出塁率は四球が5つのみで2割9分6厘。糸原健斗も出塁率.2割7分8厘と3割に満たないようでは厳しい。積極的にファーストストライクから打ちにいくスタイルは決して悪くはないですが、ボール球に手を出したり、四球の可能性が高いのに制球難の投手を3ボールから強引に打ちにいって助けてしまっているケースが打線全体で目立つ。 これは個々の選手だけではなく、首脳陣の責任も大きいと思います。もっと相手が嫌がるような野球をしなければ得点は増えません。機動力が使える選手が多いので四球で塁に出て、ノーヒットでも得点を取るような野球を目指さないと。選手に好き勝手に打たせても得点は入りません」 実際、投手陣はリーグトップクラスだ。青柳晃洋、西勇輝、ウィルカーソン、ガンケル、伊藤将司、西純矢と先発ローテーションは頭数がそろい、安定した投球を続けている。救援陣は当初守護神に予定していた新外国人投手・ケラーが2試合登板で防御率33点台と大誤算だったが、岩崎優がセットアッパーから配置転換されて落ち着きを取り戻した。若手成長株の湯浅京己は力のある直球を武器に21試合登板で防御率は1点を切っている。抜群の安定感で「勝利の方程式」に不可欠な存在に成長した。昨年限りでソフトバンクの戦力構想から外れ、育成枠で入団して開幕直前に支配下登録された「苦労人左腕」の渡邉雄大も18試合登板で防御率2点台と期待以上の活躍を見せている。 広い甲子園を本拠地にして投手有利であることも加味すれば、ディフェンス中心の戦いで、堅い守備と得点をコツコツ積み重ねる戦い方がチームに合っているが、矢野燿大監督の戦い方は逆行しているように見える。佐藤輝明は右翼、三塁、大山悠輔は一塁、三塁、左翼と守備位置が固まらない。複数ポジションを守れたほうが戦術的に良いのかもしれないが、佐藤、大山が打線の軸であることを考えると1つの守備位置に固定して打撃に専念したほうが良いのではないだろうか。二塁の守備範囲が狭い糸原を打撃不振でもスタメンで起用し続ける采配にも疑問が残る。打線も個々の能力に任せた淡白な野球で、塁に出るための創意工夫が見られない。◆矢野チルドレンを競争に晒せ 矢野監督は今季限りでの退任を明言している。次期監督には阪神OBの岡田彰布氏、外部招聘では中日の監督で黄金時代を築いた落合博満氏がメディアで報じられているが、前出のスポーツ紙デスクは「新監督が選手の意識を変えれば劇的にチームが変わる可能性がある」と期待を込める。「例えば、落合さんが阪神の監督に就任したら中野、糸原はレギュラーを保障されない立場になるでしょう。勝つことに特化したメンバーだったら、出塁率が低く守備も記録に残らないミスが多い中野、糸原は意識を変えなければ試合に出られなくなる。いわゆる“矢野チルドレン”は聖域ではなくなるし、他の選手も横一線の競争になる。高山俊、江越大賀ら伸び悩んでいる選手にもチャンスが巡ってくる。新戦力も含め、レギュラーは半分以上入れ替わるのではないでしょうか。それぐらいのテコ入れをしないと選手たちに危機意識が芽生えないし、チームは変わらない。投手陣は12球団トップクラスなので打線次第で十分に戦えますよ」 最下位に低迷しているが、残り88試合残っている。次期監督が注目される中、矢野監督はラストシーズンで意地を見せられるか。
2022.06.02 11:00
NEWSポストセブン
京田陽太への評価は…(時事通信フォト)
遊撃の定位置剥奪の中日・京田陽太 他球団編成が「トレード獲得は厳しい」と指摘する理由
 正遊撃手を剥奪され、ファームに降格した中日・京田陽太。2軍に落ちた後に下半身の張りを訴えて5月上旬からは別メニュー調整となり、実戦復帰を目指しているが、今後の道筋については様々な声が飛び交っている。 立浪和義監督のカミナリが落ちたのは5月4日のDeNA戦だった。0-0の4回に京田が先頭打者・大和の打球をファンブルして内野安打で出塁を許すと、直後に先制2ランを被弾。5回の打席で途中交代させられると、試合中に2軍降格を命じられて名古屋に強制送還された。スポーツ紙デスクが語る。「立浪監督が非情かというとそうは言い切れない。京田が打撃不振の時も報道陣の前でかばっていましたから。ただ持ち味の守備で精彩を欠き、自信がなさそうにプレーしている姿に我慢ができなかったのだと思います。遊撃の定位置で長年起用されてきましたが、京田を脅かす存在がいなかったので試合に出られたとも言える。とはいえ、京田は戻ってきてもらわなければ困る選手です。遊撃は高橋周平、三ツ俣大樹が守っていますが、守備力を含めて総合的に考えたら京田がベストです。もう一度はい上がってきてほしいですね」 1年目から遊撃で試合に出続けていた京田は主力としての地位を築いていた。ただ、首脳陣の期待に応えられているかというと、物足りない部分もある。2017年に2割6分4厘、4本塁打、23盗塁で新人王を獲得したが、この成績がキャリアハイだ。ボール球に手を出す場面が目立ち、出塁率は毎年3割前後と高くない。5年目の昨シーズンは5月下旬に入団以来初のファーム降格を経験するなど2割5分7厘、3本塁打に終わった。105安打、6盗塁はいずれも自己ワーストだった。スポーツ紙記者はこう指摘する。「アマチュア時代から打撃が課題ではありました。堅実な遊撃の守備に定評がありましたが、近年は脚力が少し落ちたのか守備範囲が狭くなりミスも増えるようになった。考え込むタイプなので打撃の不調を引きずっているように感じます」 京田も殻を破りたい気持ちは強い。昨年の秋季キャンプから打撃フォームの改造に着手。バットのグリップをベルト付近の低い位置から一気に頭上に上げてバットを振り下ろす形で打っていたが、しっくりこないのか今年の3月以降はフォームがコロコロ変わっていた。今季も1割5分7厘、2本塁打、7打点と調子が上がらない。打席で自信のなさそうな表情を浮かべ、明らかに迷いが見てとれた。 再三チャンスは与えられてきただけに、首脳陣の見る目は厳しくなる。一部では「トレードで他球団が動いている」とも報じられたが、パ・リーグの球団編成は京田についてこう語る。「たしかにいい選手だとは思う。ただ遊撃のレギュラーで考えると、獲得は厳しいかな。今後の成長を考えた時に、生え抜きの若手を育てたほうが良いと判断する球団が多いのではないか。年俸も6400万円と決して安くない」 年俸6400万円は京田にとって初のダウン更改であり、サイン後は報道陣を前に「ダウンとは思わなかった」「納得はしていません」と口にして物議を醸したが、このままでは“むしろ年俸が高すぎる”という評価が定着しかねないわけだ。 技術以前に求められるのは闘争心だ。熾烈なレギュラー争いがチーム力の底上げにつながる。多くの中日ファンが京田の復活を願っているだろう。心身共にたくましくなった姿で、1軍の舞台に戻ってきてほしい。
2022.05.31 16:00
NEWSポストセブン
高校時代は「エースで4番」だった(時事通信フォト)
佐々木朗希、交流戦で本塁打あるか?「高校通算12本塁打」の“打撃センス”
 5月24日、プロ野球「日本生命セ・パ交流戦」が今年も開幕した。ペナントレースの行方を大きく左右するが、注目はやはり千葉ロッテの佐々木朗希(20)だろう。「完全試合達成」のインパクトだけでなく、勝利数や奪三振数などパ・リーグの各部門で軒並みトップに立っており、名実ともに球界ナンバーワン投手になりつつある。 中6日のローテを基本とする佐々木は最大3試合に登板する可能性があるが、交流戦の見どころは「ビジター」での登板だ。「もちろんセ・リーグの打者との対戦も楽しみですが、ビジターの場合はDH制がないので投手も打席に立ちます。佐々木は野球センス抜群で、高校時代には逆方向にサヨナラホームランを打ったことが話題になりました。高校通算12本塁打と長打力もあり、彼がプロ相手にどんなバッティングをするのか楽しみです」(スポーツ紙記者) 昨年の交流戦では甲子園での阪神戦に先発。この時は5回4失点ながら勝ち星をあげたが、打席では相手投手のアルカンタラの前に2三振と「初安打」はお預けとなった。 プロの世界で投手にとってバッティングはどのような意味を持つのか。「バッティング? 僕は大好きでしたよ。ピッチャーでも打つのが好きな人は多いですよ」 そう語るのは、「カミソリシュート」で鳴らした平松政次氏(74)。プロ通算25本塁打を放ち、二塁打も22本と「打てる投手」の代表格だ。「僕もそうでしたが、我々の時代は『投げられるし、打てる』という人がピッチャーを任された。だからプロに入るような選手は基本的にエースで4番という人ばかり。もちろんプロでは投げるのが本職だから『自分が打って勝とう』とまでは思わなかったけど、打つ自信はあったしヒットが出るとピッチングのリズムが良くなるんですよ。 佐々木は野球センスもいいし、打つのも好きだと思うよ。ただ、パ・リーグの場合は打席に立たないからいきなり交流戦で打つのは至難の業だと思う。佐々木にはホームランより完全試合を期待したほうがいいかもしれないね」(平松氏) かの野村克也監督も、「エースになる人は共通してバッティングが良い」という持論を持っていたと言われる。「令和の怪物」は打撃も怪物なのか―打席でも目が離せない。※週刊ポスト2022年6月10・17日号
2022.05.31 07:00
週刊ポスト
日曜日に勝って、気持ちよく月曜日を迎えたいというファンは少なくないだろうが…(巨人・原辰徳監督。時事通信フォト)
今季「日曜日に2勝8敗」の巨人はV黄信号?「日曜に弱いチームは優勝できない」データ
 今年の巨人は、日曜日になかなか勝てない──。5月27日からの交流戦3連戦で、巨人は“BIGBOSS”こと新庄剛志監督率いる日本ハムに1勝2敗と負け越した。初戦は相手のエース・上沢直之に抑えられ、2戦目は中田翔の活躍で勝利したが、3戦目は原辰徳監督が今季初登板初先発の横川凱に託したものの4回途中で降板し、7対2で敗れた。巨人は現在、首位・ヤクルトを2ゲーム差で追う2位につけている(記録は5月29日現在。以下同)が、日曜日は2勝8敗と大きく負け越している。プロ野球担当記者が話す。「今年の巨人はエースの菅野智之も本調子でなく、完投数はリーグ最少タイの2しかありません。6連戦の最終日である日曜はリリーフ陣の疲れがピークに達します。しかし、その日曜に先発する投手がイニングを稼げず、救援陣も打たれる。昨日の負けはその典型でした」 5月29日までの日曜10試合の先発を見ると、赤星優志が5試合で2勝1敗、高橋優貴が4試合で0勝3敗(他に救援で1敗)、横川凱が1試合で0勝1敗となっている。他にリリーフの直江大輔、大勢がそれぞれ1敗している。「赤星は新人ながらよくやっていますが、昨年11勝でチームの勝ち頭である高橋優が誤算です。4回もチャンスをもらいながら、5回以上投げたのは5月1日の阪神戦だけで、クオリティ・スタート(6回以上自責点3以下)が一度もない。先発陣が若返っただけに、実績のある投手が本調子にならないと、これから夏場にかけてチームは厳しくなると思います」 過去5年の両リーグの優勝チームの日曜成績は以下のようになる。●セ・リーグ2021年:ヤクルト 13勝10敗2分2020年:巨人 10勝9敗1分2019年:巨人 12勝11敗1分2018年:広島 14勝11敗2017年:広島 15勝9敗1分2016年:広島 15勝9敗1分●パ・リーグ2021年:オリックス 12勝11敗3分2020年:ソフトバンク 11勝8敗0分2019年:西武 15勝10敗2018年:西武 16勝9敗2017年:ソフトバンク 16勝10敗2016年:日本ハム 17勝8敗1分 見てわかる通り、日曜に負け越している球団は1つもない。「優勝チームは満遍なくどの曜日にも強いですが、日曜は試合のない月曜を気持ちよく迎えるためにも勝っておきたい。カード初戦の火曜、金曜に次いで重要な曜日だと思います。二軍で調整中の高橋優、山口俊、火曜から一軍昇格濃厚の井納翔一など実績のあるピッチャーの奮起が期待されます」 若手の台頭で開幕ダッシュに成功した巨人。2年ぶりのV奪回にはベテランの力も必要だろう。
2022.05.30 20:00
NEWSポストセブン
昨年8月、巨人に移籍した直後に会見で謝罪した中田翔(時事通信フォト)
巨人・中田翔、古巣・札幌ドームでのお立ち台 日ハムファンへのケジメは付いたのか
 古巣相手に打棒の健在を見せつけた。5月28日の日本ハム対巨人戦(札幌ドーム)で途中出場の中田翔が7回に決勝タイムリー、9回にダメ押し2ランと活躍し、巨人が8対4で勝利した。中田の通算269本目の一発で、全12球団からの本塁打を達成した。プロ野球担当記者が話す。「5月13日の中日戦でプロ入り初の送りバントを決めてから、何かが吹っ切れたように感じます。あの犠打で中田の反骨心が蘇ったのかもしれません。最近はスタメンから外れる機会が多くなっていますが、調子が悪いわけではないですし、DHもある交流戦では出場も増えるでしょう」(以下同) ヒーローインタビューでは同期入団の宮西尚生との対決について、「すごくワクワクしながら打席に立ちました」と話し、札幌ドームでの98本目のホームランとなった“12球団制覇弾”については「自分がホームランを積み重ねてこれたのも、ファイターズファンの皆さんの声援のおかげもありますし、ファンの皆さんの声援のおかげだと思ってます。ありがとうございます」と謝辞を述べた。 日本ハムに在籍していた中田は昨年8月4日にチームメイトへの暴行事件を起こして、11日に無期限謹慎処分を受けた。しかし、急転直下で20日に巨人へ無償トレードされ、翌日に一軍登録、翌々日にはスタメン出場でホームランを放った。だが、“わずか9日間の無期限謹慎処分”にファンから疑問の声が多数上がった。しかも、日本ハム在籍中ではなく、巨人に移籍した直後の会見で初めて事件について言及し、謝罪した。これには、中田だけでなく日本ハムの対応にも批判の矛先が向かった。「昨年の在籍中に中田が会見しなかったのは、球団の方針でしょう。彼はこれまで散々叩かれましたし、十分反省していると思います。今回のヒーローインタビューでの態度も、どこか気まずそうでしたしね」 お立ち台では、9回に日本ハムの杉谷拳士が代打で起用されると、中田のかつての登場曲『My Hero』をかけて打席に立ったことも聞かれた。すると、中田は「全然気づかなかったです。すみません」と笑顔を見せ、場内からも笑いが起こった。「あの反応を見ても、大半のファンは中田の反省を感じている。だからこそ、ヒーローインタビューで昨年の件について、自ら触れても良かったのではないか、と思いました。過去のこととして扱ってくれる優しいファンもいますけど、まだ納得していないファンもいる。古巣の札幌ドームのお立ち台で、改めて謝罪の一言があれば、ケジメが付いたのではないでしょうか」 かつて中田を応援し続けてきた日本ハムファンがお立ち台で聞きたかったのは、感謝の言葉だったのか、謝罪の言葉だったのか。移籍の経緯が経緯だけに、複雑な心境のファンも少なくないかもしれない。
2022.05.29 16:00
NEWSポストセブン
元SMAPでオートレーサーの森且行 リハビリ中のメディア露出増から窺える「覚悟」
元SMAPでオートレーサーの森且行 リハビリ中のメディア露出増から窺える「覚悟」
 アイドル時代を思わせる勢いだ。元SMAPでオートレーサーの森且行(48)が各地のイベントに奔走している。ゴールデンウィーク真っ只中の5月1日に川口オートレース場でトークショーを行なったと思えば、5月8日放送のボートレース番組にゲスト出演。5月17日には新潟県上越市の酒蔵を訪れて利き酒に参加するなど、ここに来てメディアやイベント出演が急増している。スポーツ紙記者が語る。「手術後の治療やリハビリで全く表舞台に出られなかった森選手ですが、昨年末からメディアのインタビューなどに少しずつ出始め、最近では『完全復活』と言えるほどの露出量となっています」 森は2020年11月、悲願であったSG競走・日本選手権で優勝。中居正広や木村拓哉など元メンバーが祝福のメッセージを送り一般のニュースでも報じられたが、勝利から3か月後の2021年1月に落車事故で転倒。骨盤と腰椎を骨折する重傷を負い5度の手術を重ね、長期離脱を余儀なくされた。手術の影響で両足にまひが残り、レースへの復帰は難しいとも言われてきたが、懸命なリハビリを重ねてきた。 森の「復活」に喜んでいるのはファンだけではない。 森が不在だった間、オートレース界には暗いニュースが相次いだ。昨年10月と12月には競走中の選手が落車して死亡する事故が起き、今年に入ってからは落車したバイクに従業員が巻き込まれて死亡するという事故もあった。コロナ禍の巣ごもり需要もあり昨年の総売上は1032億円と5年連続で前年比増を続けているものの、総売上2兆円を突破したボートレース(競艇)に比べて大きく水をあけられている状況にある。「オートレースを主催する公益財団法人JKAの関係者らも元気そうな姿に胸を撫で下ろしています。女性ファンを呼べる数少ないレーサーのひとりで、5月1日の川口オートレース場で行われたトークショーにも多くの女性がその姿を見に来ていました。オートレースのイメージアップには欠かせない人物です。イベントの復帰にはタレント活動再開への布石という声もありますが、トークショーはレース場内でのもので、ボートの番組も同じ公営競技ファンへのアピールでもあり、新潟の酒蔵訪問はオートレースのスポンサー企業が経営する酒蔵という関係性から受けたものです。森自身の仕事はあくまでオートレース絡みのもので、レーサーとしての復帰に強い意欲を示しています」(同前) オートレースは70歳以上の選手でもバリバリの現役選手として活躍している競技でもあり、選手生命は長い。森は前出のトークショーでこう話していた。「6月には練習を始めて、今年の終わりか来年の初めに復帰できると思う。復帰戦は完璧な状態にして1着を取りたい」 人気絶頂だったSMAPを辞めオートレーサーとなって今年で25年が経ったが、勝利への意欲は全く薄れていない。
2022.05.29 11:00
NEWSポストセブン
美しさと強さを兼ね揃えたソダシ(騎乗は吉田隼。時事通信フォト)
ニューヨークタイムズで特集された純白の競走馬・ソダシ 「強い白毛馬」育てたオーナーの執念
「稀代の牝馬が輝きを見せた」──そんな見出しと共に、ゴール板の前を駆け抜ける純白の馬がカラー写真で大きく取り上げられた。これは日本のスポーツ紙の話ではない。全米発行部数で第3位の一般紙「ニューヨークタイムズ」が5月16日に、東京競馬場で行われたGIヴィクトリアマイルの勝ち馬ソダシを特集したのだ。米の一般紙が日本の、しかも1頭の馬を取り上げることは極めて異例だという。スポーツ紙記者が語る。「翌日の日本の一般紙はせいぜい競馬面で取り上げられたくらいでした。海外で日本馬が取り上げられるのは凱旋門賞などの世界的レースで触れられる程度で、日本のレースの勝利馬について、一般紙でこれだけの特集が組まれたというのは聞いたことがありません」 米一般紙でこれだけ大きく取り上げられた理由は「ピュアホワイト」と書かれたその毛色にある。白い馬は遺伝子の突然変異によって生まれ、その確率はニューヨークタイムズ紙でも「10万分の1」と書かれているほど稀な現象だ。しかし、見た目の美しさとは対照的に、個体としては日光に弱いことなどのマイナス要因も多く、競走能力がどうしても低くなってしまう傾向にあった。 白毛馬の偉業を讃えたニューヨークタイムズだが、ソダシの母や祖母には触れつつも、その勝利を支えたオーナーの詳細は書かれていない。白い馬が偶然勝った訳ではなく、勝てる馬を20年に渡って育てた、オーナーである金子真人氏の執念が結果を生んだのだ。「金子氏は三冠馬ディープインパクトを始め、所有した馬が史上最多の4度もダービーを制しているという輝かしい経歴を持ったオーナーです。牝馬三冠のアパパネなど数多くのGI馬を所有し、その仔たちも活躍しています」(前出・スポーツ紙記者) そんな金子氏が馬主として心血を注いだひとつが「強い白毛馬」だ。ソダシの祖母で白毛馬のシラユキヒメが中央競馬でデビューしたのは2001年2月。金子氏が所有していたこの馬は父親も母親も白毛ではなく、突然変異の白毛馬だった。シラユキヒメの父親は米・ケンタッキーダービーを勝つなどGIを6勝し、種牡馬として日本に輸入された1990年代に日本競馬を席巻したサンデーサイレンスであった。ディープインパクトの父親でもある。シラユキヒメは未勝利に終わったが、その「血」に活路を見いだした金子氏は、自身の所有する強い種牡馬とシラユキヒメを次々と掛け合わせ「白くて強い馬」への執念を見せた。偶然の産物である白毛を、母親として子供に受け継がせることで必然へ変えていったのだ。 想いが結実したのは6年後の2007年。芝、ダートでGIを勝ったクロフネと掛け合わせたシラユキヒメの仔ホワイトベッセルが中央競馬で「白毛馬」として初めて勝利する。クロフネも金子氏の所有馬だ。父サンデーサイレンスという血の背景からシラユキヒメは数々の強い白毛を生み出すこととなり、その1頭であるブチコがソダシを生んだ。 緑のターフを駆ける純白の馬は誰が見ても目を引く。勝てば話題になり、競馬が盛り上がる……そんな将来を見越していたかのように2020年のGI初勝利は欧米の競馬メディアに伝播し、GI3勝目の今回は一般紙まで動かした。「次は(8月21日の)札幌記念という選択肢になるのでは。秋は(11月20日の)マイルCSが目標になります」 金子氏はレース後のインタビューで、ソダシの次走についてそう話した。ニューヨークタイムズ紙では米ブリーダーズカップやフランスの凱旋門賞出走の名前を挙げ、海外デビューへの期待も滲ませている。まずは無事に歴史を繋いでいくことを願う。
2022.05.29 11:00
NEWSポストセブン
今季絶好調の西郷真央
西郷真央を育てた「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」次の優勝候補の名前
 女子ゴルフ国内ツアーで西郷真央(20)の勢いが止まらない。5月24日に「ブリヂストンレディス」で優勝し、今季出場した10戦で早くも5勝。不動裕理の11戦5勝の「最速記録」を塗り替えた。2週連続で予選落ちしていた西郷はテイクバックの違和感に悩んでいたが、師匠のジャンボ尾崎こと尾崎将司にアドバイスを受けての復活劇だった。ここ数年、女子ゴルフの世界では西郷を筆頭に原英莉花(23)や笹生優花(20)など「ジャンボ門下生」が台頭している。 この「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」から“次の優勝候補”と期待されているのが佐久間朱莉(19)だ。西郷の1学年下となる2002年生まれだが、ともに2018年から開設されたアカデミーの1期生として切磋琢磨してきた間柄だ。佐久間は2021年6月のプロテストで初受験の18歳ながらトップ合格。アカデミーから3人目のプロゴルファーとなった。今シーズンはQT14位の資格で、2022年シーズン前半戦に参戦。2月には大東建託と所属契約を結んでおり、期待のほどが窺える。ゴルフ担当記者が語る。「佐久間は中学3年からジャンボに弟子入りしていて、アカデミー設立と同時に1期生になりました。ジャンボさんからのアドバイスは“振って振って振りまくれ”というもので、当時は飛距離が課題だった。午前中は筋トレ、午後は短くて重いクラブで素振りを続けたという。これによって飛距離が30ヤード伸びたそうです」 佐久間は身長158cmの西郷よりもさらに小柄な155cmだが、今シーズンのドライビングディスタンスは241.98ヤードで全体の21位(5月22日現在。以下同)。ドライビングディスタンスとフェアウエーキープ率を合算した「トータルドライビング」では3位につけており、同門の西郷(4位タイ)や原(7位タイ)より上にランクインしている。 そんな佐久間の今シーズンの成績は、12試合に出場してベスト10入り1回、予選落ちが3回。メルセデスランキングは26位(ブリヂストンレディス終了時点)で、獲得賞金は31位(997万円)だ。なかなか上位に食い込めない試合が続いているが、「課題はパターとリカバリー」(担当記者)と言われており、平均パット数が65位、リカバリー率は53位と下位に甘んじている。 師匠・尾崎将司は今年2月のアカデミーのセレクションで、こう話していた。「自分の目標を自分しっかり持つことは必要だが、最終目的が大きいほどいいわけでもない。目標というのは、1回クリアしないといけないというところに置いてやらないといけない。それで越えたら次に挑戦する。富士山を登るのは最後で、まずは近所の裏山から征服しないと。それを繰り返して富士山の頂上にたどり着く。そういうことが必要だと思うね」“シルバーコレクター”と呼ばれ、なかなか勝ちきれなかった西郷も今季は初優勝から波に乗った。佐久間にとって「プロ初優勝」は決して“富士山の頂上”ではないはずだ。今季、残りの試合での戦いぶりから目が離せない。
2022.05.29 07:00
NEWSポストセブン
横綱昇進時の照ノ富士と伊勢ヶ濱親方
照ノ富士の師匠・伊勢ヶ濱審判部長に「取組編成が納得できない」の声が続出するワケ
 相撲協会は5月25日、番付編成会議を開き、7月場所の新十両などが発表された。先の5月場所では3大関が総崩れするなか、休場明けの一人横綱の照ノ富士が3場所ぶり7度目の優勝した。十両で優勝したのは同じ伊勢ヶ濱部屋の弟弟子にあたる錦富士だった。“ダブル優勝”を果たしたことで伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)の評価が上がりそうなものだが、そうでもないのだという。「5月場所の千秋楽の取組があまりに微妙だったので、伊勢ヶ濱親方に対する不信の念が広がっている」(若手親方)というのだ。 14日目が終わった時点で、優勝争いは照ノ富士と隆の勝が3敗で並び、4敗の佐田の海、大栄翔の4人に絞られた。不振の大関陣は千秋楽を迎える時点で正代(5勝9敗)と御嶽海(6勝8敗)の負け越しが決まっており、貴景勝が7勝7敗で勝ち越しを懸ける一番を迎えることになる状態だった。「千秋楽の取組は八百長を防ぐために14日目の幕内取組中に発表されていたが、横綱の休場が続き平幕が優勝に絡むようになったことで、阿武松審判長(元関脇・益荒雄)時代の2019年5月場所から“いい取組を組むため”ということで、14日目は打ち出し後に取組編成会議を開き、午後7時過ぎに発表されるようになった」(相撲担当記者) 先の3月場所も2敗の若隆景と高安、3敗の琴ノ若が優勝争いしていたことで、14日目の打ち出し後の取組編成会議で、関脇の若隆景は大関の正代、平幕の高安は関脇の阿炎との対戦が組まれ、ともに負けて優勝決定戦に持ち込まれた。優勝争いをする力士を上位と当てたため、正代-御嶽海という大関同士の一番が3月場所はなく、“柔軟な取組編成”となった。 それだけに、今場所は14日目を終えて11勝3敗でトップに並んだ横綱・照ノ富士の千秋楽の対戦相手が注目された。順当なら対戦相手は大関・御嶽海だが、御嶽海はすでに負け越しが決まっていた。「審判委員から、照ノ富士と対戦させるのは、前頭12枚目で10勝4敗となっていたスピード相撲の佐田の海がいいのではといった意見が出た。優勝の可能性が残されていた3力士のうち、照ノ富士が対戦していなかったのは佐田の海だけ。千秋楽の最後の一番ながら横綱と平幕の対戦が決まりかけたが、すでに負け越しが決まった大関をぶつけることに決めたのは責任者の審判部長の伊勢ヶ濱親方だった。終盤は星の潰し合いで土俵が盛り上がっていたというのに、それに水を差すものだった」(前出・若手親方) 5月場所のNHK中継で解説を務めた元横綱の北の富士さんは、千秋楽の結びの一番で照ノ富士が御嶽海をあっさり寄り切りで下すと「こんなもんか」「気迫がなかったね」とボソッと言った。北の富士さんは場所中、中日スポーツ(東京中日スポーツ)にコラムを書いているが、千秋楽翌日はコラムを休んだ。翌々日(5月24日付)に『千秋楽結びの一番にあまりにも腹が立って……つまらん取組黙認の協会にも納得できない』とコラムを書いている。この中で「照ノ富士と御嶽海のつまらん取組を作った審判部を協会が黙認したのは納得がいかない。相撲ファンを甘く見ていると、そのうちそっぽを向かれますよ」と書いている。 直近では他にも、“首を傾げたくなる取組編成”があったために、伊勢ヶ濱親方への批判が集まっているという。5月場所千秋楽の十両の取組では、12枚目で6勝8敗と負け越していた伊勢ヶ濱部屋の熱海富士が、5勝9敗ですでに大きく負け越していた大翔丸と対戦。「この時は幕下4枚目で5勝1敗だった北青鵬と入れ替え戦を組むべきだと指摘を受けていたがやはり実現しなかった」(担当記者)のだという。「北青鵬は宮城野部屋の元横綱・白鵬(現・間垣親方)の内弟子のひとり。20歳の新鋭で、身長2メートル、170キロと体格にも恵まれ、5歳から日本で生活しているモンゴル人力士。白鵬が将来の横綱と期待している。伊勢ヶ濱一門の理事の座を狙う白鵬にとっては、親方としての実績を残すための切り札ともいえる力士。白鵬は若手を中心に親方衆の評判も良く、資金力もある。一方で、伊勢ヶ濱親方は自らの弟子である照ノ富士を将来の理事にしたいのだろうが、“足を引っ張るにしてもちょっと露骨では”という声が上がっている」(二所ノ関一門の親方) 5月場所で北青鵬は幕下2枚目で5勝2敗と勝ち越し。25日の番付編成会議で十両への返り咲きが発表された。伊勢ヶ濱親方は3年後に定年を迎えるが、一門の理事の座を巡り暗闘が続くことになるのだろうか。
2022.05.29 07:00
NEWSポストセブン
【動画】高木菜那に「可愛い」の声殺到 新・バラエティ女王への期待も
【動画】高木菜那に「可愛い」の声殺到 新・バラエティ女王への期待も
 今年3月で現役を引退したスピードスケート女子の高木菜那さん。5月23日放送の『帰れマンデー見っけ隊!!』に出演し、注目を集めています。 高木さんは長野県の秘境で、焼き肉屋を探す「肉歩き」に初挑戦。現役時代とはがらりと印象が変わったショートヘアとカジュアルなファッションにSNSでは「かわいい」との声が相次ぎました。 番組を観ていたというキー局のバラエティ担当ディレクターは「アスリート界のバラエティ女王になる可能性は高いと思います」と絶賛しています。
2022.05.29 07:00
NEWSポストセブン
観客上限は撤廃されたものの発声は禁止されている(巨人・原辰徳監督。時事通信フォト)
巨人が関係者に配ったレプリカユニフォームが「1年前のもの」 球団が抱えるコロナ禍の負債
 3年ぶりに観客の人数制限を設けずにシーズンが開幕したプロ野球。球場から足が遠のいてしまった観客を呼び戻すべく、各球団あの手この手に取り組んでいる。巨人もその例外ではなく、今年も人気のレプリカユニフォーム配布イベントを開催したのだが、関係者から球団に同情する声が上がっている。 巨人は毎年、「橙魂シリーズ」というレプリカユニフォームを来場者に配るイベントを実施している。2012年に東日本大震災の復興を目指したチャリティイベントとしてスタートし、今季で11年目を迎えた人気イベントだ。今年初の「橙魂シリーズ」となった5月13日は金曜日ながら3万4852人が東京ドームに駆けつけた。今季は開幕戦と人気の阪神戦を除くと、平日だと2万5000人前後の動員数なので、成功したといえるだろう。 しかし、球団関係者は残念な顔をしながらこう語る。「5月13日の試合前、巨人の球団職員からメディアやOBといった関係者に“皆さんも是非着てください”とレプリカユニフォームが配布されたんです。こういった計らいはこれまでも何度かあって、子供がいる人は喜んでいた。しかし、配布されたユニフォームを見ると、何か違和感が。注意深く見てみると、観客が着ているユニフォームは脇から袖のあたりが白いんですが、私たちに配られたのは同じ部分が黒いんです。気になって調べてみると、昨年の橙魂デーで配られたユニフォームでした。関係者のなかには“もしかして、これは在庫処分?”といぶかる人もいましたが、むしろ“どれだけ余っているんだろうか……”と球団を心配する声が多かった」 巨人は昨年、4月20日の阪神戦と7月7日中日戦、9月14日のDeNA戦でレプリカユニフォームを配布している。3試合とも観客数の上限は50%の2万1000人だったが、7月の中日戦と9月のDeNA戦はまん延防止等重点措置と緊急事態宣言の延長を受け、試合開催前にチケットの販売が打ち切られている。3試合の観客動員数の合計は約4万5000人で、巨人が観客上限数分だけユニフォームを用意していたと仮定すると、1万8000枚ほど在庫を抱えている計算になる。「デザインは毎年変わるので、昨年のユニフォームを観客には配れないでしょう。関係者に配るといっても13日に配ったのは100人もいかないはずなので、配りきるのは現実的ではない。保管料もかかるので赤字覚悟で処分するしかないでしょう。 そもそも、今年の橙魂シリーズも観客が戻ったとはいえ、来場者数は収容上限より1万人も少なかった。コロナ禍前の2019年の橙魂デーはいずれも上限いっぱいまで観客がきていたことを考えると、まだ球場での野球観戦に抵抗を感じる人は多いのだと痛感します」(同前) 球団に話を聞いてみると、こう回答が寄せられた。「試合を取材するメディア関係者の方々にも同じ品を配布する計画でしたが、ご指摘を受けて確認したところ、配布した120枚の中に昨年の在庫70枚が誤って混じっていました。昨年の在庫を東京ドームとは別の場所にある倉庫に移す際、段ボール箱1箱分を移し忘れ、今シーズンのユニホームの保管場所近くに置いていたため、今回、メディア関係者の方々に配布する作業をする中で、今シーズンのユニホームが入った段ボール箱の分と一緒にお配りしてしまいました。同じ保管場所に、昨年の在庫がほかにないことは確認済みで、当日の観客の皆さまに配布したユニホームも今シーズンのデザインであることを確認しており、苦情等も一切いただいていません。 東京ドームの巨人戦では、コロナ禍に見舞われた2020年から立ち見券の販売を取りやめており、今シーズンの入場者は、取りやめた立ち見を除けばコロナ禍前に近い数に戻ってきています。今後も引き続き、感染対策を徹底して安全・安心な環境の中で試合観戦を楽しんでいただけるよう球場運営に努めてまいります」(読売新聞グループ本社 広報部) 今回は単なるミスで昨年の分を配ってしまったようだが、在庫が残っていたことは事実。早く球場が多くの観客で賑わう日常が戻ることを祈りたい。
2022.05.28 07:00
NEWSポストセブン
4Aに挑戦し続ける羽生結弦選手の今後はどうなる
羽生結弦、最強ライバル引退でも「4Aに向かって一生懸命努力」と不屈の精神
「来シーズンは、ないと思う」──五輪王者の発言は、世界のフィギュアスケートファンに衝撃をもたらした。2月の北京五輪で悲願の金メダルを獲得したネイサン・チェン選手(23才)は、米国のテレビ局「NBCスポーツ」のインタビューで、今秋から始まる来シーズンへの参戦の可能性について問われると、冒頭のように言い切った。 今年に入ってから、羽生結弦選手(27才)と同期の田中刑事選手(27才)、平昌五輪4位の宮原知子選手(24才)など、日本のフィギュアスケート界を引っ張ってきた選手たちが続々と引退を発表している。そして、ついに羽生の最大のライバルともいえるネイサンまでもが競技生活から距離を置くことを示唆したのだ。 2018年の秋、米国の名門イェール大学に入学したネイサンだが、その後は、多くの時間をキャンパスではなくリンクの上で過ごしてきた。「在学中、ネイサンはスケートだけをして生きている生活に徐々に疑問を持ち始め、スケート関係以外の友人と交流したり、スケート以外の趣味を充実させるなどライフスタイルを変化させていったそうです」(フィギュアスケート関係者) そんなネイサンも、北京五輪に向け集中するために2020年からは大学を休学。スケートを最優先にすることで、見事金メダルを勝ち取った。「彼は、今夏から大学に復学する予定です。統計学とデータサイエンスを専攻しており、『いまは勉強に集中して、知識を身につけたい』と考えているようです」(前出・フィギュアスケート関係者) 先述のインタビューでは、大学卒業後に再び競技に復帰する可能性についても問われたが、「まだわからない。すでに達成したことに満足している」と語るなど、競技生活への未練を見せる様子はなかった。スポーツジャーナリストの野口美恵さんが話す。「チェン選手は、五輪でも世界選手権でも優勝を果たし、やり切った感がある。心残りがある選手なら卒業後に競技生活に戻ることも考えられますが、彼の場合その可能性は極めて低いかもしれません」 羽生の活躍を語る上で、世界の舞台で競い合ってきたライバルの存在は欠かせないが、近年彼らは続々と引退を決断している。ソチ五輪銀メダリストでカナダのパトリック・チャン(31才)は2018年に、その翌年には盟友、スペインのハビエル・フェルナンデス(31才)も引退している。「これまで羽生選手は、ほかの選手の去就に大きく影響されず、ライバルが引退していく中でも、自分の目標を定めて着実に進化を遂げてきました。ただ、チェン選手に関しては、自分の方がベテランであり、長い時間をともに戦ってきましたから、最強のライバル、そしてモチベーションの源でもあった。彼の不在を非常に残念に思っていることでしょう」(前出・野口さん) 自分よりも若いネイサンまでもが競技の場から去る──しかし、羽生は滑り続けるという選択に前向きだ。シチズン時計のアンバサダーを務めている彼は、活動の一環で5月20日に公開されたインタビューで、次のように語り、不屈の精神を見せた。「ぼくは4A(4回転半ジャンプ)に向かって、また目標に向かって毎日諦めずに頑張ったり、(中略)これからも一生懸命努力して、さらによい演技と、よいプログラムたちを作っていきたいなって思うので、どうかこれからも応援よろしくお願いします」 米国からは、新たなライバルも現れている。イリア・マリニン選手(17才)は、練習中に4回転半ジャンプを成功させ、その様子を収めた動画は世界を驚かせた。経験不足を理由に北京五輪代表には選ばれなかった選手だが、今後羽生の強力なライバルになっていくことだろう。来シーズンも氷上で美しく、熱い戦いが繰り広げられそうだ。※女性セブン2022年6月9日号
2022.05.28 07:00
女性セブン
小野理事長(和歌山南陵高校の公式サイトより)
教員スト・給与未払いの和歌山南陵高、理事長が「野球部主将へのパワハラ」で訴えられていた 母親が涙の証言
 和歌山県の和歌山南陵高校で、教職員が給料の未払いなどを理由にストライキを行なったことが話題になった。学校運営を担ってきた学校法人南陵学園の小野和利理事長は退任の意向を示したが、5月24日には県が経営実態について立ち入り調査を行ない、生徒や保護者は不安な日々を過ごしている。さらに、本誌・週刊ポストの取材で、小野理事長は教職員だけでなく、生徒との間にも問題を抱えていたことが分かった。同校硬式野球部の関係者が語る。「小野理事長は硬式野球部の主将だったA君と保護者から暴言や主将解任などのパワハラ行為を受けたと訴えられています。A君の保護者が小野氏を提訴し、口頭弁論が今後、行なわれる予定です」 A君は昨年7月、夏の県予選敗退後に部内投票で新チームの主将に選ばれたが、9月の秋季大会で大敗したことで小野理事長が「総監督」という肩書きで野球部の指導に関わり始めたという。 事情をよく知る別の学校関係者が続ける。「9月下旬に野球部の4人が深夜に寮を抜け出し、警察に補導される事件が起きた。小野理事長は当事者に退部を迫ったが、A君は主将として4人を守ろうと『罰は部員全員で受ける』と言い、理事長は過度な罰走などを練習メニューに入れた。部員から反対意見が相次いだため、『それではついていけない』とA君が代表して抗議すると、理事長は激怒し、監督やコーチらがいるなかで『アホ』『辞めろ』『バカ』『頭悪いからテストの点数も悪いんだろ』と約40分にわたってA君を罵倒し続けたそうです」 その後もA君はじめ部員たちと理事長との溝は埋まらず、10月1日になって部員を集め、1年生だけでチームをつくると宣言。さらにA君に「主将から外す」と伝えたという。「その直後、A君は泣き崩れて、自力で立てないほどだった。その後、A君はお母さんに連れられて実家に戻り、野球部は休部することに。適応障害と診断されたそうです。一度は学校に戻ったものの、校内で小野理事長に話しかけられて震えが止まらなくなるなど、心身のバランスを崩し、今年3月に他校に転学しました」(同前) A君はこうした経緯を申告書にまとめ、県の文化学術課に提出。さらにパワハラ行為で精神的苦痛を受けたとして、大阪地裁に提訴している。 A君の母親に話を聞いたところ、小野理事長を提訴したことを事実として認め、涙ぐみながらこう語った。「いまだに理事長から謝罪の言葉は一切ありません。Aは最後まで仲間たちと野球をやりたかったんです。それが理事長に潰されて……。Aを寮に迎えに行ったときは7キロも痩せていました。Aがどれだけつらい思いをしたかを考えるといまも胸が張り裂けそうになります。非を認めて法廷で謝ってほしい」 小野理事長に事実関係を確認したところ、「弁護士に任せているので」と答え、代理人弁護士は「現在、対応を協議中です」と回答した。 教育者として元教え子の訴えにどう向き合うのか。※週刊ポスト2022年6月10・17日号
2022.05.26 18:00
週刊ポスト
銀座のレストラン前で記念写真を撮らせてくれたパッキャオ
8階級王者パッキャオ、「深夜3時のファンサービス」と「信号無視」規格外のスターぶり
 元プロボクシング8階級王者で“フィリピンの英雄”といわれるマニー・パッキャオが来日した。夜の銀座に姿をあらわしたパッキャオが、集まったファンに神対応を見せていた様子をキャッチした。 世界的スターが来日した理由を、スポーツ紙記者が語る。「5月22日に栃木県で開催された『マニー・パッキャオ チャリティマラソン』に参加するためです。パッキャオはこのチャリティマラソンの収益を母国フィリピンの子供たちの学習支援や台風による被災地の復興に役立てるそうで、1500人が参加したイベントでは、参加者に自ら表彰状を渡すなど献身的に活動していたようです」 パッキャオのサービス精神はプライベートでも変わらなかった。日本に到着した5月19日23時30分過ぎ、羽田空港国際線ターミナルの到着口に姿を見せるや、待ち構えていたファンに笑顔で対応していたという。現地にいたスポーツライターが語る。「ファンが10数人いましたが、到着して疲れているはずなのに、嫌がるそぶりもなく、サインや写真撮影に笑顔で応じていました。その後、妻や子供、友人ら総勢20人を伴い待っていた車8台に乗り込みました。パッキャオが乗ったのは黒塗りの大きなリムジンで、友人らの乗るワンボックスカーを引き連れて発車する様子は、さすが世界的スターの風格でした」 その後、パッキャオが再び姿を見せたのは日付が変わった深夜。東京・銀座の高級ホテルの最上階にあるレストランで、深夜3時まで遅めのディナーを楽しんだパッキャオが店を出ると、またしてもファンが10人近く待ち受けていた。ここでもさらなる“神対応”を見せたという。「周りを囲むセキュリティスタッフはファンが近寄らないようにしていましたが、パッキャオは自ら『OK』とファンに歩み寄っていきました。遅くまで待っていてくれたことが嬉しかったのでしょう。握手やサイン、写真撮影にも笑顔で応じていました。通りがかりにパッキャオの存在に気付いた人たちにも笑顔で手を振るなど、そのサービス精神には驚かされました」(同前) その後、パッキャオを乗せたリムジンで帰途へ。途中、パッキャオのリムジンが赤信号ギリギリで交差点を走り抜けると、後続の7台は止まることなく堂々と信号無視でそれに続き、銀座を後にした。道交法は守っていただきたかったが、やはり規格外のスターであることだけは日本のファンの胸に刻まれたようだ。
2022.05.26 16:00
NEWSポストセブン

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