国内

「ただちに影響はない」発言の枝野氏のツラの皮は結構分厚い

鳩山、菅、野田と続く民主党政権では失言、妄言、暴言が繰り返された。その発言を振り返ってみよう。

震災と原発事故で傷ついた日本人に、これでもかと不安を与え続けたのが、今年の流行語大賞候補にも挙げられた、「ただちに影響はない」という、枝野幸男・前官房長官の繰り言だろう。

「結局、枝野さん自身が最後まで核分裂のことも放射能のことも理解していなかった。だから、同じフレーズを繰り返すだけで、国民の不安を拭えなかった」(当時の官邸スタッフ)

その裏で枝野氏は、本誌がスクープして世に知られるまで、放射能の拡散予測データ(スピーディ)の存在を隠し続けていた。国民に重大な被曝危機が迫っていることを知りながら、「ただちに影響はない」と発言したとすれば、それは、“健康被害が出るとしても先のことだろう。オレの責任にはなるまい”という意味だったと疑われても仕方ない。

その枝野氏が、野田内閣でシレッと原発行政を担当する経済産業大臣に収まるのだから、彼のツラの皮は、原子炉の格納容器より分厚い。

親分だった菅直人・前首相の「オレは原子力にはものすごく詳しい」「東日本が潰れることになる」ほか、数々の舌禍、暴言、妄言とあわせて、政府首脳の言葉が実際の放射能より深く国民を傷つけたという稀有な失政は、長く政治史に留めておくべきだろう。

※週刊ポスト2011年12月23日号

トピックス

交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
イエローキャブの筆頭格として活躍したかとうれいこ
【生放送中に寝たことも】かとうれいこが語るイエローキャブ時代 忙しすぎて「移動の車で寝ていた」
NEWSポストセブン
優勝11回を果たした曙太郎さん(時事通信フォト)
故・曙太郎さん 史上初の外国出身横綱が角界を去った真相 「結婚で生じた後援会との亀裂」と「“高砂”襲名案への猛反対」
週刊ポスト
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン