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佐野眞一氏が数々の資料や証言で沖縄戦の悲劇に迫った最新刊

【書籍紹介】『僕の島は戦場だった 封印された沖縄戦の記憶』佐野眞一/集英社インターナショナル/1680円

 沖縄戦の犠牲者が戦争協力者とされている実態、戦争孤児となった人々のその後の人生、「集団自決」時の悲惨な現場―。ともすれば忘れがちな沖縄での悲劇を、数々の資料や生々しい証言をもとに改めて浮き彫りにするノンフィクション。

〈沖縄戦を遠い過去の出来事にしては絶対にいけない。それは歴史を捏造するばかりか(中略)戦後を必死で生きた人たちの人生も抹殺することになるからである〉。今の沖縄を知る上でも必読の書。

※週刊ポスト2013年6月14日号

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