日本の冬にはなくてはならないコタツ。どうしても、コタツに入りっぱなしになりがちだが、家族にとっては迷惑そのものだ。神奈川県に住む女性Eさん(45才)は、コタツに入り続ける夫(43才)に困っているという。
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ウチの夫、休みの日は一日中、コタツから出ないで、テレビを見てるか寝ているか。やっと出るのはトイレのときだけ。テレビのリモコンを取るにもコタツを背負ったままハイハイするのよ。そのときテーブルにのってる湯のみをぶちまけて、コタツ布団をびしょびしょにしたって「ああああ~っ」と声を張り上げるだけ。
「も~っ、いつまでコタツ背負ってんの。たまには散歩でも行ってよ。掃除もできないわ」と言うと、クルッと布団を頭からかぶって聞こえないふり。
これにはさすがの私もぶちキレて、思いっきり夫のお尻を掃除機の柄でぶっ叩いてやった。それでも出てこない。
で、やっと顔だけを出して何言うかと思えば「オレはコタツムリだも~ん。冬の虫だも~ん。このままでいいなら散歩するよ~ん」だって。
思わず「塩まいてっ。この虫、殺してちょうだい」と息子に言ってやったわよ。冬の本番はこれからだけど、ヘンなにおいまでするコタツムリの飼育はもう無理。
明日、夫が会社に出かけたら、没収だわ。
※女性セブン2013年12月26日・2014年1月1日号