ライフ

年間9万人来訪の熱海秘宝館 「今後も娯楽性追求」と支配人

日本最後となった熱海秘宝館の「飛び出すヒップ」

 JR熱海駅から車で海沿いに約10分の距離にある山麓駅から、「日本一短い」ロープウェイで山頂駅に上がるとすぐに「大人のためのおとぎの国」が姿を見せる。日本に残る唯一の秘宝館「熱海秘宝館」だ。眼下には穏やかな相模湾が広がり、遠く初島や大島が見渡せる。
 
「わぁ~きれい!」とセクシータレント・翔田千里さんのテンションが早くも上がる。入館料は80年の開館以来ほとんど変わっていないという1700円。18歳未満は入館できない。
 
「バブルの時に一度来たことがあるの。懐かしい!」とズンズンと館内へと進む翔田さん。

「愛に 愛に 愛にささやく 熱海秘宝館~♪」

 ムードたっぷりのテーマ曲が流れる中、「すごーい、大きい!」と、まずは白蛇弁財天で男性器をかたどったエロの神様にお祈り。続いて巫女の美しい後ろ姿が拝める「おみくじ堂」で運試し……出ました! 「大穴」と書いて大吉。
 
 同館の展示は等身大人形を使ったアトラクションを中心に、立体映像や性に関する民具の展示など30以上が並ぶ。どの展示物も性的要素だけでなくユーモアがあり、入館者からは笑いが絶えない。同館の支配人に話を聞いた。
 
「現在の入館者は1日平均で約250人。年間では約9万人です。1996年には16万人という記録も残っていますが、ここ5年間は安定しています。昔より女性のお客様が増えてますね。あくまでも印象ですが、女性の性的なものへの抵抗感がなくなってきたのでは」

 2月半ばには、7年ぶりに2つのアトラクションの新規導入も予定されているという。
 
「内容は来てのお楽しみですが、現代風なアレンジを加えて、誰が見ても楽しめるものになっています。日本で唯一の秘宝館になってしまったが、今後も娯楽性を追求していきたい」(支配人)

撮影■藤岡雅樹

※週刊ポスト2015年2月20日号

関連キーワード

トピックス

大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン