ビジネス

累計30万枚突破の8000円超高級マスク PM2.5も通さない

 本格的な花粉シーズン到来を前に、画期的なマスクが今話題を呼んでいる。それが、『Pittarich(ピッタリッチ)』だ。

 発売元の「株式会社くればぁ」は、もともと水を濾過する機械に取り付けるメッシュを作っていた会社で、そのノウハウを生かして12年前からマスク作りに着手したが、値段が約8000円と超高価のため、長年ほとんど売れなかったという悲しい過去を持つ。

 しかし、3年前に風向きが変わった。同社の開発担当者の中河原毅氏が語る。

「中国から飛来するPM2.5が問題視され始めたことで、口コミで徐々に人気が出てきて、昨年はついに累計販売数が30万枚を超えたんです。

 弊社のマスクはPM2.5よりさらに小さい0.1ナノメートルの微粒子も通さず、それでいて、呼吸のたびにマスクと口の間に空気の層を作るので、息苦しさがありません。お値段は既製品で7980円と高価ですが、洗って何度でも再利用できますし、100回洗ってからでも効果がまったく落ちないという検査結果も出ているので、決して割高ではないと思います」

 さらにこのマスク、その人の鼻の大きさや高さ、顔の形に合わせてオーダーメイドも可能(初回9980円、2枚目以降は7980円)。

「マスクと顔の隙間が大きいと、予防効果はほとんどないんです。より隙間を少なくするために、お客様個人に合わせた、世界に一つだけのオーダーメイドマスクを製作することにしたんです」(前出・中河原氏)

 店頭販売しているのは、愛知県の中部国際空港と、名古屋市の東急ハンズのみなので、会社のHP上(https://nippon-clever-cojp.ssl-xserver.jp/lp/mask_01_lp.php)からネット注文するのがいい。

※女性セブン2015年3月19日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日のなかベビーカーを押す海外生活》眞子さん、苦渋の決断の背景に“寂しい思いをしている”小室圭さん母・佳代さんの親心
NEWSポストセブン
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵被告(62)
《信者の前で性交を見せつけ…》“自称・創造主”占い師の濱田淑恵被告(63)が男性信者2人に入水自殺を教唆、共謀した信者の裁判で明かされた「異様すぎる事件の経緯」
NEWSポストセブン
米インフルエンサー兼ラッパーのリル・テイ(Xより)
金髪ベビーフェイスの米インフルエンサー(18)が“一糸まとわぬ姿”公開で3時間で約1億5000万円の収益〈9時から5時まで働く女性は敗北者〉〈リルは金持ち、お前は泣き虫〉
NEWSポストセブン
原付で日本一周に挑戦した勝村悠里さん
《横浜国立大学卒の24歳女子が原付で日本一周に挑戦》「今夜泊めてもらえませんか?」PR交渉で移動…新卒入社→わずか1年で退職して“SNS配信旅”を決意
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン